読書ブログ(1)

2014.08.06 読書ブログ

人生に迷ったら知覧に行け!

本屋さんで「人生に迷ったら知覧に行け」/永松茂久という本を見つけて思わず買ってしまいしました。

人生に迷ったら知覧に行け

とても感銘を受けました。共感しました。

知覧は自分にとっても大切な場所です。

過去何回も訪れたことがある特別な場所です。

特攻隊は軍国主義の象徴のように言われています。

でもそれは違います。そもそも違うとかそうだとかそういった議論自体がおかしいです。

そんなことは日本人として関係ないのです。

実際に僕たちよりも過酷な時代に生まれ、20歳そこそこで生涯を終えていった先人のことを良かった、悪かったと議論することに意味はないように思います。

大切なことはきっと

時代の波の中で、地位や名誉、そして自分の未来を捨て、大切な人を守るために生きた、そんな心優しき日本人がいて、私たちが生きているこの日本は、特攻隊員をはじめ、戦争に行かれた方々、そして、戦後の焼け野原の中から、いまの経済発展を生み出してくれた日本の先人たちの土台の上に成り立っているということを忘れてはいけないということなのです。

日本人として生まれ、「過去から何を受けて、何を考え、未来に向けてどう動くか」、特攻とは日本人の心にそう問いかけるものだと思っています。

知覧に行くと、悩んでいることが本当にちっぽけに思えます。

そして、命をかけて特攻にいった先人がおまえはもっとやれると言っているように感じるのです。

行ったことのない方は、是非行ってみてください。

2014.10.15 読書ブログ

あ、「やりがい」とかいらないんで、
とりあえず残業代ください。

とんでもないタイトルの本がでていると思い思わず読んでしまった。

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

著者は東大卒の日野瑛太郎さん。

著者は脱社畜(会社に飼われた家畜)!の提唱者です。

でもただ単に脱社畜と言っているわけではない。

会社に飼われる家畜(社畜)が嫌なら、自分の労働市場における価値を高めなくてはいけないとも言っています。

会社の命令に従うか従わないかを決める自由、会社で働くか働かないか選ぶ自由を得るということ。

それを脱社畜と呼ぶなら

それは詰まるところとんでもなくできるスーパーサラリーマンになるか、

生きる価値観を180度変えてしまうこと、たとえば会社で働くくらいなら自給自足するような、

そんなことに近いように思います。

この本のタイトル、内容も自分の考えとは違い受け入れられないことも多いですが、日本の社会の問題点を的確にとらえている部分もあり一見の価値はあるように思います。

ところで少し話は変わりますが、

中小企業の経営者で、こんな矛盾した行動を取る人を見ます。

仕事さえすれば、成果さえあげれば何時に帰っても良いといいながら、成果よりも、長時間労働をしたり、経営者に対して従順かどうかで人の能力を判断している人を見る。

その結果どうなるか?

結果にこだわると言いながら、それ以上に時間にこだわる。短い時間で出た結果を軽んじ、大して結果が出ていない長時間労働を評価してしまう。

そんな矛盾を感じることがある。

まず、個人の考えをはっきり言っておきます。わたし自身、長時間労働をしてくれる社員も、そして長時間働くことも大好きです。

どこか、質より量なんて思っているし、間違いなく量と質は比例すると思います。

でも、その一方でこんなふうにも思うのです。

仕事の質を高めるのは、仕事そのものだけではないように思うのです。

単に与えられた仕事を長時間かけてやれば良いのではないと思うのです。

仕事を早く終えて、家に帰ってビールを飲んで寝てしまう人は問題外として、仕事を早く終えて、セミナーに出たり、読書をしたり、明日の仕事について考える、将来の仕事について考える、こんな社員がいたらどうだろうか?

間違いなく、想像を超えるスピードで成長していくのではないだろうか?

だから経営者は、長時間労働だけで、会社に対して忠誠心が高い、会社のためを思っているという単純な思考で社員を見てはいけないのだと思います。

経営者の役割は、社員の考えていること、夢、目標、なりたい将来の姿をよく理解し、社員の今の姿ではなく成長した姿、その人の未来を思いっきり想像して育てる。

そのために、

まず社員が何を考えているか、本気で理解することが大切なんだと思います。

そして、社員の成長した姿を本気で信じてあげること、それが大切なんだと思います。

今いる社員が優秀かどうかよりも、まず社員の成長を信じる。

それが一番最初なのかもしれません。

きれいごとを書いてしまいました、秋なので・・。

でもそんなふうに思うのです。

2014.11.26 読書ブログ

読書会(第5水準の会)

11月19日水曜日に読書会に参加しました。

この読書会は株式会社カネコ小兵製陶所の伊藤社長と株式会社マエダマテリアルの前田社長と株式会社SMCホールディングスの曽根先生と株式会社TNコーポレーションの林社長が書籍「ビジョナリーカンパニー2/ジム・コリンズ」を読む会を結成し、そらから発展し2か月に1回の読書会(第5水準の会)になりました。

第5水準とは書籍「ビジョナリーカンパニー2/ジム・コリンズ」で、グレートカンパニーを作った経営者は経営者のレベルが第5水準であったとあり、第5水準を目指そうという意味です。話せば長くなりますので割愛しますが、ビジョナリーカンパニー2は読書としてはかなりおすすめです。

話がそれましたが、この会は課題の本を読んできて、その本の内容について喧々諤々議論します。

今回は、「戦略プロフェッショナル/三枝匡」と「世界一やさしい問題解決の授業/渡辺健介」です。

お酒を飲みながら、経営の話をします。今回は本のネタよりもどうしたら社員がイキイキ働けるかという議論をしました。とても難しい話ですが、一つは「社員の成長を本気でサポートできる会社である」ということがあがりました。自社の社員が独立しても食べていけるくらいの能力を本気でつけさせるほど本気で社員を育てる会社でかつ会社も社員が力を発揮できる速度で成長している、そんな会社の社員はイキイキしているという話になりました。とても奥が深いと思います。上場企業ではリクルートが思い浮かびます。

自分の会社もそんなふうに社員を育てたいと思いました。

はじめての読書会でしたが、とても勉強になりました。

次回の課題図書は「「低成長企業」を目指す〈経営幹部の思考と行動〉/染谷和巳」と「「日本で2番目に高い山」はなぜ話題にならないのか?ヒットを生み出す18の「バズの法則」/杉本和隆」です。

そのうち、私が本を決める順番が回ってきます。20歳近く離れている先輩経営者に読んでもらう本を考えることがとてもプレッシャーです。読書会に参加することは、課題図書を読めばいいのではなくて、先輩の経営者がどんな本を読んでいるかを知り、そのレベルの本を積極的に読む機会を作ることなんだと思います。

とてもプラスになりそうです。頑張ります。

2014.12.24 読書ブログ

稲盛和夫 著書『京セラフィロソフィ』 
誰にも負けない努力

株式会社加藤製作所の加藤社長の勧めで京セラ会長の稲盛和夫氏の「京セラフィロソフィ」を読みました。

久々に鳥肌が立ちました。そして、とても考えさせられました。

稲盛氏は、人生・仕事の結果は、『考え方×熱意×能力』という方程式で決まると言っています。

稲盛氏が、

『私は一流の大学を出たわけではなく、地方の大学を卒業しました。だから、「能力」という点では決して一流と言えないかもしれません。しかし、誰にも負けない努力をするという「熱意」は、これからの自分の気持ちの持ちようでいかようにもなるのではないかと考えました。「能力」とこの「熱意」を、足し算ではなく掛け算で計算するのですから、どんな一流大学を出た人よりも、「能力」は多少劣っても、ものすごい「熱意」をもった人のほうがすばらしい結果を残すことができるはずだと思うのです。』

と書いていました。

果たして自分は『努力』をできているのだろうかと考えさせられました。

稲盛さんの誰にも負けない努力というのはいったいどんな努力なのでしょうか?

自分を含めて多くの人は、成功した人を見ると『あの人は頭が良い』からと考えて、その人の努力の量までは見ようとしません。

見るのが怖いのだと思います。

親に五体満足で産んでもらい健康なのに、人並みの努力しかせず、『できない』と言っていることが多すぎるように思いました。

この本に出会ったことは、きっと自分へ『努力が足りない』というメッセージだと思います。

しっかりとした考え方を持って、情熱をもって経営をしていかないといけないと強く強く感じました。

2015.06.09 読書ブログ

強くなければ守れない!

尊敬する社長に薦められた本を紹介します。

『経営戦略全史』

同業他社を研究する。異業種を研究する。

これが結構大切なのではないとか思っています。

企業は成長し続けなくてはならない。

それは社員の給与を上げるため、社員の居場所を作るためです。

ところが、なんでそんなに頑張って業績を伸ばさないといけないのかと言う経営者がいます。

社員がいなければそれでいいのだと思います。

しかしながら社員がいれば、その社員の給与を増やす責任を負うのです。

よく社員を大事にしろ、社員尊重と、社内の雰囲気を良くする、楽しく働ける職場をひたすら追求している経営者がいます。

それも当然大切です。ただ、その一方で必ずやらないといけえないことがあります。

それは経営の戦略を考えることです。どんなに雰囲気の良い職場や楽しい職場を作っても会社が弱ければ社員は守れないのです。

強くなければ、どんなにきれいごとを言っても大切な人は守れないのです。

倒産=死亡です。

どんなに素晴らしい雰囲気の素晴らしい職場でも、稼げるビジネスモデルでなくては、つまり強くなければ社員は守れないのです。

つまるところ経営者の役割はどうやって儲けるのかを考え、それをしくみにしていくことです。

ただ案外、このどう儲けるかを研究しきれていないように思います。新しいビジネスモデルを考えるといったそんな大きな話ではありません。競業他社よりも優れたことを探し続けること。決めたことを愚直に実践すること。

そういったことなのです。

今の自社のレベルだと同業他社や、うまくいっている企業がどのように取り組んでいるかを研究し、真似るだけで業績が上がります。

他社の研究、これをやっている会社が意外と少ないのがびっくりです。

業界のリーディングカンパニーでない限り真似ることが、有効なのだと思います。

『経営戦略全史』おすすめです。

2015.08.11 読書ブログ

卑怯者の島

この本は太平洋戦争終盤のパラオのペリリュー島の戦いを描いた漫画です。

敗戦空気が濃厚な中、若者達が圧倒的な物量で上陸してくる米軍を真正面から迎え撃った壮絶なゲリラ戦を描いています。

極限状態の兵士感のやりとりが人間くさく、当時の空気の中では卑怯と蔑まれるような行為をしてしまいますが、それが本来の人間なのだと思います。

誰も戦争などしたくないと思っています。それは全国民が願っていることだと思います。

この本が描く戦争はあまりに過酷で、とても身の引き締まる思いがします。

そして今の平和があるのは、多くの先人の犠牲のもとにあるのだと再認識します。

この本のタイトルの卑怯者とは、パラオのペリリュー島での兵士ではありません。

戦後の日本人のことを言っています。

この本の中で、矢我欣也少尉という人物が「今この時、祖国の存続を誰が保証する!? まさか、米国が保証すると貴様たちは言うのか!?」という言葉を発します。

本当に考えさせられる言葉です。

日本のことを考えるのに右も左もありません。

それはどちらも日本のことを考えていることに変わりはないからです。

そして日本のことを本当の意味で本気で考えれるのは日本人しかいないのです。

社員研修で講師をしていると20代の多くが新聞も本も読んでいません。

ネットでほしい情報だけ取りにいっているのです。

口をそろえて、だから新聞はいらない。

と言います。

太平洋戦争がなぜ起こったのか?

そんなことすら知らない人がいます。

それを感じると、若い人の主張がイデオロギーといったそんなものではなく、ただ無知と感じることがあります。

分からないから考えない。

知らないから考えない。

よく分からないないけどテレビやマスメディアの意見が正しいだろといった感じです。

最後は現代社会の平和の中で「生の実感」を感じる事の出来ない若者と、戦争の時代を生き抜いた老人の若いころの体験が対峙する場面で終わります。

戦後70年、日本が素晴らしい国であるために日本人が日本のことを、歴史を学ばないといけないのだと思います。

よかったら読んで見てください。

2015.11.10 読書ブログ

トップポイント

船井総合研究所のイケメンの星山さんに紹介してもらったトップポイントという冊子が素晴らしいと思うので紹介します。

新刊書を紹介する月刊誌「TOPPOINT」(トップポイント)は “1冊の本”との出合いが、ビジネスを、人生を、変えるという理念のもと毎月10冊の「一読の価値ある新刊書」を厳選して、紹介してくれるものです。

社会人であれば毎月最低2冊程度は本を読むべきだと思います。

会社の社長とかであれば最低でも週に2冊、月8冊が目安かなと思います。

ただどんな本を読んで良いか分からないので、それぞれ工夫していると思いますがこのトップポイントは良書を要約してくて1時間もかからず読めます。少し乱暴ですが10冊、一気に本が読めたということです。(笑)

当然、わたししは毎月これ以外に10冊くらいは読みますよ。

今月号はその10冊以外に、オススメ本が載っていてその中のイーロン・マスクがすごく面白いです。

アマゾンで買って一気に読みました。

イーロン・マスク、桁違いです。

すごすぎて言葉を失います。

未来を創る男と呼ばれるイーロン・マスクですが、一言で情熱が凄すぎる。

「私はこれまでもこれからも決してギブアップしない。息をしている限り、生きている限り、事業を続ける。」

心に響いた一言でした。

今の枠の中ではなくもっともっと大きな視点で事業にチャレンジし、そしてこだわって諦めないことが大切なのだと思いました。

未来を創る男 イーロン・マスク オススメの一冊です。

説明すると安っぽくなるので、とにかく読んでください。

2016.05.02 読書ブログ

才能が9割

北端康良『才能が9割』を読んで。

このタイトルだと手にするのはちょっとと思う人が多いと思いますが、一読の価値があります。

この本は、「才能がないから私はだめだ」とあきらめる本ではなく、自分の才能に気づくための本です。

才能は感情から生まれます。

その感情のルーツを探る本です。

その中の一つにこんなことが書いてあります。

人は「ある人」と「ない人」に分かれます。

“ある人”とは、『あったもの』に心を突き動かされ追求した人、“ない人”とは『なかったもの』に心を突き動かされ追求した人です。

“ある人”は、生まれた時から、物心ともに恵まれているため、自分の才能等を分け与えようとします。海外に学校を創ろうとしたり、政治活動に励む人などは典型です。

“ない人”は、才能にも恵まれず、経済的な余裕がなかったことなどを原動力にしてきた人です。

一般的には「ある人」はあったものへの感謝・感動から才能を開花させるため、「分かち合う」傾向があります。

「ない人」はなかったものを手に入れようとするので、「生み出す」傾向にあります。

自分の人生にあったもの・なかったものを見つけて、受け止めることができれば、才能を生み出すパワーに変えることができます。

皆さんはどちらでしょうか?

わたしは人から「ない人」だと言われますし、自分も「ない人」だと思います。

家が裕福な人、勉強ができる人がずっと羨ましいと思ってきました。

この本を読んで、あの人くらいいい環境だったらもっと〇〇だったと悔やむことにきっと意味はないことに気づきました。

持っていないことが今の自分の強さなのだと思います。

その感情もまた『才能の源泉』だそうです。

一読の価値ありです。

是非、読んでみてください。

2016.05.30 読書ブログ

HARD THINGS

ある本の一文

「HARD THINGS/ベン・ホロウィッツ著/日経BP」

マネジメントについての自己啓発書を読むたびに、

私は「なるほど。しかし、本当に難しいのはそこじやないんだ」と感じ続けてきた。

本当に難しいのは、大きく大胆な目標を設定することではない。

本当に難しいのは、大きな目標を達成しそこなったときに社員をレイオフ(解雇)することだ。

本当に難しいのは、優秀な人々を採用することではない。

本当に難しいのは、その優秀な人々が既得権にあぐらをかいて、不当な要求をし始めたときに対処することだ。本当に難しいのは、会社の組織をデザインすることではない。

本当に難しいのは、そうして組織をデザインした会社で人々を意思疎通させることだ。

本当に難しいのは、大きく夢見ることではない。

その夢が悪夢に変わり、冷や汗を流しながら深夜に目覚めるときが本当につらいのだ。

経営の自己啓発書は、そもそも対処法が存在しない問題に、対処法を教えようとするところに問題がある。

非常に複雑で流動的な問題には、決まった対処法はない。

ハイテク企業をつくるマニュアルなどない。人々を困難から脱出させるためのマニュアルもない。

曲を次々にヒットさせるマニュアルがないのと同じことだ。

プロフットボール・テームでクオーターバツクとして成功するためのマニュアルはない。大統領選を戦うマニュアルはない。

会社が失敗のどん底に落ち込んだときに、社員の士気を取り戻すためのマニュアルもない。

困難なことの中でももっとも困難なことには、 一般に適用できるマニュアルなんてないのだ。

(「HARD THINGS/ベン・ホロウィッツ著/日経BP」から抜粋)

『HARD THINGS』、直訳で困難な事

最近、読んだ本です。

『答えがない難問とどう向き合うか』

考えさせられる本でした。

最近、居酒屋で隣の席のサラリーマンが最近自宅を買って自宅を建てた。

と自慢げに話をしていました。

「お金を借りるのにすごく苦労をした。自宅のデザインに苦労した。思ったよりお金がかかった。」

「これからが大変だー。」

この大変は毎月定額のローンを返済していくことでしょう。

しかし私は、本当にハードなのはそこではないのだと思っていしまいました。

大企業でも潰れる時代です。

一家の大黒柱が仕事を失って、ローンが払えなくなって、自宅を手放すときがハードなのです。

あたりまえのように誰でもかれでも家を買いますが、ローンを返済する想定や覚悟ができているかが大切なのではないかと思っています。

その覚悟がなくて家を買い、ローンの返済の愚痴を言っている。

家を買うことはあたりまえではなく、HARD THINGSの入り口なのです。

経営ならなおさらです。

事業を始めた以上、これからたくさんの困難が来るはずです。

人並外れた執念と覚悟はあると思いますし、絶対に超えないといけませんが、本当に超えられないものあるかもしれません。

人を採用すること、銀行からお金を借りること、新規出展、投資拡大。

困難がおきそうなことになぜ挑戦するのか??

それはやはり目標を達成させたいからです。

「成長できる人が成長できる、そんなに国に」

自分の成長を実感できる場、わたしは仕事が一番あるのではないかと思っています。

人生の多くを仕事に費やすのであれば、仕事で成長を実感できたり、誰かがこんなことをやりたいと言ったときにみんなで応援できるようなそんな会社を作れたら本当に良いと思っています。

日本はどうしても誰かのチャレンジを否定する文化があります。

挑戦したい人、そんな人をみんなで面白いと言って支援できるそんな社会を、社労士業務を通じて、また来年からは全国の社労士も巻き込んでやっていきたいと思っています。

たとえどんなHARD THINGSがあってもです。

2017.07.03 読書ブログ

女性活躍 その先へ

最近読んだ本ですごくインパクトがあったのが少し前の本になりますが

資生堂インパクト 子育てを聖域にしない経営

石塚由紀夫

『2015年秋の資生堂ショック!』

他社を圧倒する勢いで、育児休暇や短時間勤務を導入してきた資生堂が、育児中の社員にも遅番や休日シフトに入る、働き方改革を実施しました。(子育て中の社員はほとんどが早番にはいり、それ以外の社員が遅番、休日シフトに入る慣行がありました。)

 「女性が働きやすい会社」「子育てがしやすい会社」として知られる資生堂が改革に踏み切った狙いは、子育てを聖域とせず、子育てをしながらもやりがいを持って働ける環境づくりに、そして子育て中の社員に会社への貢献を意識づけるための実は第3段階に進むためのものでした。

資生堂はデパートや化粧品専門店などの化粧品売り場で働く美容部員を約1万人雇用しています。

資生堂の子育て中の社員を、遅番や休日シフトにも入るように会社が要請したのは、短時間勤務者が増えた結果、遅番や休日シフトがその他の同僚に偏り、職場の不公平感が高まったからだと書いてありました。

この改革を2015年に新聞やテレビなどメディアが紹介すると「子育て中の社員に冷たい」と話題になったのが『資生堂ショック』なのです。

資生堂の目指す姿は、「女性が働きやすい会社」から「女性も働きがいのある会社」への進化だと書いています。

女性活躍推進企業のリーダー格といえる資生堂だからこその課題を、どんな思いで会社を変革したか分かる一冊です。

この本から学ぶべきだと、私が思うことは、多くの中小企業が女性活躍の誤解しているということです。

子育てをしている女性を、社員の手伝いのような仕事ばかりさせたり、急に休まれると困るからと言って、責任がない仕事、緊急度が低い仕事、優先度が低い仕事につかせてしまいます。

もはやこの時点で、子育て中の女性はキャリアルートの外にでてしまっています。

つまり、長期にわたる手厚い子育て支援は女性活躍の障壁となります。

制度の利用が長期化すると、子育て期のキャリア形成の遅れを取り戻せなくなるのです。

中小企業ならもはやキャリア復帰不能みたいなことが起きます。

男性管理職が女性社員の育成を意識しないため、責任の伴うやりがいある仕事は男性部下に優先して与えられ、女性の働く意欲を減退させてしまいます。

家庭を犠牲にせざるを得ない女性管理職のライフスタイルをみて、若い女性社員は管理職への昇進・昇格意欲を失います。

ダイバーシティ経営の一環として女性活躍をやる意義は、男性が回避してきた子育てや家事、地域活動など多様な経験をもっていて別の視点から商品やビジネスの発想をできることです。

つまり男性とは違う視点をもっていることなのです。

女性が活躍できないなら、経営に与えるダイバーシティ効果も半減してしまいます。

人手が不足することも分かっているし、お客様のニーズが多様化する中で、女性の意見を経営に取り込んでいくことも不可欠です。

つまり女性が活躍することが、これからの企業の成長の条件です。

大切なことは、中小企業の経営者が女性を活用することを決断し、しっかりと実行するだけなのです。

経営者が女性社員の育成を意識しないため、責任の伴うやりがいある仕事は男性に優先して与えられ、女性の働く意欲を減退させているし、家庭を犠牲にせざるを得ないバリバリ働く女性管理職のライフスタイルをみて、若い女性社員は管理職への昇進・昇格意欲を失っている。

やはり、経営者が考えを変えるしかないのです。

まず資生堂インパクト、是非読んでください!

著者 久野 勝也 (くの まさや)

■社会保険労務士法人とうかい 代表
■株式会社ダイレクトHR 代表

多岐にわたる社会保険労務士の業務のなかでも、採用に関する業務を得意とする。

希望の人材像の設定の仕方や場面別での応募媒体の設定方法、企業を成長させる人材の見分け方など、実践的な採用戦略を指導している。

2018年には採用支援専門会社を立ち上げ、中小企業の成長を人事労務の面から支えている。

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