採用特化の社労士が解説!
第4回有料?無料?「Indeed」をもう一歩活用する方法

今までにない仕事の探し方として注目されている求人検索エンジン「Indeed」。

インターネット上にあるさまざまな求人の情報が、網羅的に検索できることが特徴です。Indeedは求職者が「キーワード」と「勤務地」で検索をかけることで、あらゆる求人を検索し、閲覧が可能となるサービスです。世界NO.1の求人検索エンジンともいわれるIndeedは、求職者に対して高確率でリーチすることが可能です。従来の求人サイトとは違い、まずは無料プランからスタートできるのも魅力の一つです。今回は、無料・有料の違いをはじめとしたIndeed活用術をご紹介します。

 

社会保険労務士の小栗多喜子です。

「Indeed」は、「無料枠」「有料枠」の2パターンある

Indeedの掲載順位は有料枠3つのあとに無料枠で掲載されます。

Indeedの求人掲載枠は、大きくわけて「無料枠」「有料枠」の2パターンがあります。

それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

「無料枠」の概要と特徴

「無料枠」は、その名のとおり、無料で求人掲載ができるというもの。ですが、「有料枠」よりも露出の度合いは劣ります。検索結果が「有料枠」の下部に表示されますし、「無料枠」の中でも、情報の新鮮度や情報量などをIndeedのアルゴリズムが判断し、表示順位をつけていくので、時間経過とともに情報が埋もれていく可能性もあります。

とはいえ、無料での掲載は魅力です。まずはお試ししてみたい場合には、スタート時に利用するなどの活用もよいかもしれません。ただ、無料枠での掲載の場合は職種や内容にこだわらないと応募はこないでしょう。応募者が自社の名前を知っている場合は別ですが、すぐに採用成果を出したい場合は、「有料枠」を利用するべきです。
無料枠を活用するのは、採用までに時間がある場合にとどめておきましょう。

「有料枠」の概要と特徴

「有料枠」の特徴としては、以下のとおりです。

①露出度が高い
「無料枠」よりも上部に表示されます。求職者の目につきやすく、興味を引きやすいでしょう。求職者からのクリック数や、実際に応募の数にも、差が出てきます。現在「無料枠」を利用しているものの、思ったほどの効果が出ていない企業は、一度、「有料枠」にチャレンジしてみてもよいのではないでしょうか。

② チャージした金額から、クリックの都度、料金が発生するクリック課金制

従来の求人サイトの広告は掲載した場所に対して費用を支払うものが大多数でした。ですが、Indeedは、先にお金をチャージし、クリックがあった分だけの費用を消費していきます。自社有料広告が求職者にクリックされた場合にのみ、費用がチャージした分から引かれていくという「クリック課金形式」です。

クリックされなければ費用はかかりません。従来の求人広告のように、広告を支払ったものの、採用成果がなかったというリスクがないというわけです。

つまりIndeedは従来の求人広告と比較し圧倒的に費用に対して効率がいいのです。

Googleなどのリスティング広告と似た印象ですが、リスティング広告では、キーワードに入札をつける仕組みに対し、Indeedの場合は、求人案件に入札をつけるといった違いがあります。Googleのリスティング広告に比べて、クリック単価が安いのも特徴。入札が高いほど露出度が高まり、求職者に発見してもらう機会が増えます。

③ 入札や予算の調整が自由

従来の求人サイトの広告は、応募がなくても、採用できていなくても、支払う広告料金は決まっています。しかしながら、Indeedの場合は、状況に応じてコスト面の自由に調整することが可能です。

④ 日別・月別のレポートがリアルタイムで確認できる

効果が管理画面で簡単に把握することが可能。リアルタイムに確認できるので、求職者からの反応が悪い、キーワードを変えてみよう、など、状況に応じて、即対応できるのがIndeedの魅力です。

「有料枠」に掲載する場合の料金のしくみ

社労士の小栗です。
希望の人材像を設定しなければ求人票は作成できません。

求職者がクリックした数に応じて課金されるしくみで、1クリックをいくらにするか企業ごとに自由に予算設定することが可能です。

ただし、1クリックをいくらにするかは、15〜999円の範囲内で設定(入札)し、事前にチャージします。

求職者がクリックする度に、事前にチャージした金額から、1クリック金額が引かれていくことになります。

料金予算の設定方法は2パターン

この予算設定は、手動設定と自動調節設定の2つのタイプで設定することが可能です。

① 手動設定
予め広告予算を設定し、その予算がクリックで消費された際に、掲載終了となります。

★例えば、1クリック100円とし、20万円をチャージした場合

・求人掲載前に20万円をチャージする
・1クリックごとに、20万円から100円が引かれていく
・チャージした20万円を使い切ると掲載終了

チャージ額20万円 ÷ 入札額100円 = 2,000クリック

② 自動調節設定

月額の予算を設定し、設定した予算内で最大限の広告クリックが発生するように、自動的にクリック単価が調整できます。また、設定した期間の終わりに自動的に更新できるようになっています。

しかしながら、金額の設定が悩ましいところがあるのは事実です。クリック単価は、求人広告のアクセス量や応募率に大きくかかわってくる重要な要素です。単価を低くすれば、採用コストは安く抑えられるものの、掲載順位が低くなるため、クリックされる確率が低くなる可能性もあります。

Indeedはクリック単価による入札制です。クリック単価の設定が他社よりも低かった場合、ほとんど表示されないこともあります。例えば単価を50円で入札したとしても競合が複数社200円で入札していたら、全く広告枠に表示されないこともありえるのです。価格が1/4だからといって、4回に1回表示されるわけではないので注意が必要です。

クリック単価の金額の決め方

クリック単価の相場は、求人内容によって変わってきます。

その要素としては、
・職種
・勤務地
・仕事内容
・雇用形態
・競合の数

が挙げられ、単価が変動していきます。自社の採用にかける予算、採用期間、募集人数などと照らし合わせて、単価を決定していくことが必要です。

クリック単価の設定で失敗するとIndeedの効果は半減してしまいます。
専門家に運用を任せることもできますので、一度検討してみるといいでしょう。

「Indeed」を利用して、自社の採用力を強化していくには?

Indeedを活用することは自社の採用力をあげることにつながります。

求人を掲載し、あとは応募を待つだけ… それでは自社の希望するターゲット人材は、集まりません。確かに採用担当者は日々忙しく、求人に関わる仕事だけに注力できないかもしれません。とはいえ、せっかく利用するなら、少しでも採用成功につなげていきたいと誰もが思っているはずです。リアルタイムに現状を数字で捉えられるのが、Indeedの良さ。独自のアルゴリズムの特徴を理解し、アナリティクスデータを分析・改善していくことで、採用力を高めていくことが可能です。

そこで活用したいのが、解析ツールのアナリティクスです。このツールを使い、求人広告をの反応を確認・調整しながら、クリック率を改善することで、アクセス数や、応募数を増やしていきます。思いのほか簡単なツールですので、積極的に活用していきましょう。

アナリティクスには2つ種類あり、以下の情報を確認できます。

【求人アナリティクス】

求人件数
② クリック数
③ 職種名ランキング
④ 検索ワード・ランキング
⑤ 勤務地ランキング

【Indeedアナリティクス】

① 求人広告のクリック数
② 応募数
③ 費用
④ クリック率
⑤ 応募率
⑥ 平均CPC(1クリックに要した広告費用)
⑦ 平均CPA(顧客1人を獲得するのにかかったコスト)

様々な指標がありますが、Indeedのアルゴリズムの特徴をおさえつつ、これらを活用していくつかのポイントをフォーカスしてご説明します。

「Indeed」アルゴリズムを理解し、表示回数を上げる

当然ながら、求職者の目につくことが必要です。通常、ページ上部にあるほど、目に付くので、当然、表示回数が上がることにつながります。ただ、Indeedでいえば、上位に表示させることは単に「上に表示する」ということではありません。Indeed上で、クリックされやすい位置に表示するということがポイントになります。

Indeedは独自のアルゴリズムで、検索している求職者、どの端末を使って検索しているかによって、その都度、表示結果が変化します。「検索している求職者の情報」を利用し、検索結果を表示させているのです。

利用されている検索情報としては、

・検索キーワード
・検索している勤務地
・求人情報の閲覧傾向

です。

検索キーワードだけでなく、勤務地や求人情報の閲覧履歴も活用し、応募につながりやすいターゲット人材に求人情報が表示されるようになっています。管理画面上の「表示回数」の項目をチェックすれば、自社の状況が把握できますので、表示回数が思うような結果でない場合は、以下のポイントを参考に、改善をしてみましょう。

クリック単価を変更してみる
クリック単価を上げたり・下げたりすることで、単純に表示を広げる必要があるのか、ターゲットを絞って表示させたらよいのか検証していきます。

ターゲット人材が検索・クリックしているキーワードを入れる
求人アナリティクス機能を使って、自社の求人情報を目にした人が、どんなキーワードを用いて検索し、たどり着いたのかランキングで確認することができます。そのキーワードを使って、表示部分や原稿などに入れ込むことで、よりそのキーワードに関心を寄せている人に表示ができるということになります。
例えば、愛知県の営業で人気のキーワードは下記のようになります。
「正社員」「営業」「営業職」「土日祝休み」「ラウンダー」「中国語」「中途採用正社員」「50代」「中高年」「ルート営業」

➂クリック数上位の人気採用企業を参考にする
クリック数上位の企業はIndeedで検索している求職者に支持されている求人です。真似をして嘘を記載することはいけませんが、参考にすべき内容は多いはずです。例えば愛知県の営業で最もクリックされている企業は「未経験OK」「社保完備」「第2新卒歓迎」「資格取得支援」「車通勤OK」というキーワードで注目を集めています。
「これは自社でも取り入れることができる!」と思うもの一つはあったのではないでしょうか?
クリック数上位の企業がどこかは一部の広告代理店にしか分からない情報ですが、広告代理店を使っている場合は問合せをしてみるといいでしょう。広告代理店を使っていない企業であれば、競合の求人をいくつか調べてみるといいでしょう。確実ではありませんが、参考になる情報がたくさんあるはずです。

まずはクリック率を上げることが基本

いかに求職者にクリックさせるかで効果が左右します。クリックされないことには、始まりません。

なぜならクリック率が低いと、表示回数が多くても、クリックしてもらえていないので、アクセスが増え、応募されないということだから。

こうした場合には、前述の求人アナリティクス機能を使って、クリック率の高いキーワードをページに盛り込み、表示回数を上げつつ、クリック率の改善につなげる施策が必要です。

このデータ確認、修正・改善、改善されたかの確認、いわばPDCAの作業を繰り返しながら、より多くの応募者を獲得するために運用していくことが重要なのです。

また、クリック率に影響を与える項目も、定期的に見直していくのも効果的です。

 

・職種
職種は、自社が希望する人材が検索しそうなものを想定しましょう。会社独自の名称などは避けた方がいいでしょう。
また営業ではなく、どのような営業かイメージできる言葉を使いましょう。
例えば、ルート営業なのか新規営業なのかでも大きく仕事内容は変わります。営業の対象が個人なのか法人なのかも明記しておくとどのような仕事かイメージしやすくクリックされやすくなります。

・給与
求職者にとって非常に興味関心の高い項目。地域、業界、職種の給与の相場も参考にすべきでしょう。
ただし、高すぎる給与は応募者に不信感を与えてしまうかもしれません。例えば20万円~100万円という求人では、なかなか応募は集まらないでしょう。もし給与の幅が大きいのであれば、給与が高くなる条件も一緒に記載しておくといいでしょう。
例)20万~100万円 経験5年以上有資格者であれば、月収50万円以上も相談にのります!即戦力であれば最大100万円からスタートします。面接でドンドンアピールしてください。やる気も給与に反映させます。

・仕事内容
仕事内容には求職者が検索しそうなキーワードを盛り込みます。とはいえ、キーワードを入れることばかりに気を取られ、仕事内容が伝わらないのでは意味がありません。求職者にとって具体的で詳細に分かりやすいことが大切です。どんな仕事をするのか? 将来のキャリアパスは?など、イメージできる内容を目指しましょう。

 

働くイメージをわかりやすく伝え、応募数を上げる

表示回数の改善、クリック率の増加によって、応募数も増えていきます。仕事内容も求職者に具体的にイメージする内容に改善されてきているはずです。でも、まだまだ改善できることはたくさんあります。

たとえば、社内の雰囲気がリアルに伝えるために、写真や動画などを駆使して、働いているイメージをしてもらったり、なぜ今回の求人募集がされたのかなど、募集背景を明確にしたりと、求職者がより理解を深めてもらうための情報を提供していくとよいでしょう。

求人は簡単ではありません。こうした一つ一つが採用成功に繋がるのです。逆に、ここまでやっている企業は多くはありません。自社の求人票を丁寧にわかりやすく磨き上げていけば、応募は必ず増えます。

 

「Indeed」の応募から面接まで

初期対応が遅くなりすぎるとせっかくの応募が面接につながりません。

ようやく応募まで漕ぎ着いたからには、きちんと面接までつなげていくことも重要です。面接に来ていただかないことには、採用につながらないのですから。そこで、応募者への対応と面接までの誘導のコツをまとめました。

応募から面接につなげるには

せっかく応募まで繋がったのに、応募者が面接に来ないと悩む企業もあるはず。

なぜ応募者を面接に繋げられないのでしょうか?

その理由としては、大きくは2つです。

① 応募したにも関わらず、企業からのレスポンスが遅い
早く就職先を決めたい人などは、レスポンスの早い企業の面接を優先しますし、あまりにレスポンスが遅いと不信感にもつながります。

② 担当者の対応や態度

担当者の対応が良くないと、その企業自体の印象も悪くなります。

そこで、応募者を逃さないために、以下のポイントが重要です。

① 応募を確認後、即レスポンス
応募者を逃さないためには、レスポンスの速さが重要。出来るだけ早く連絡を入れましょう。
Indeed利用者の多くはスマートフォンからのアクセスが多いため、応募を確認後、スマートフォンなどに電話連絡するのも、コンタクトが取りやすいでしょう。

② SMSを活用する
電話連絡でコンタクトが取れなかった場合は、メールよりSMS(ショートメッセージ)のほうが、100%相手に届くという強みがあります。

応募者との連絡で重要なのは、面接につなげること。せっかく、応募があったのに、その後の面接につながらないといったことがないように、「即レスポンス」を心がけましょう。

まとめ

社労士の小栗多喜子です。
Indeedの効果を最大化するためには応募者起点の求人票がおススメです。

Indeedを始めるのであれば、単に求人を掲載するだけではなく、自社のホームページなどをチューニングして、採用力を上げていく施策の一つとして、活用していくことをお勧めします。

求人の原稿作成をはじめ、データ集計・分析などの労力がかかると敬遠する企業もあるかもしれませんが、この労力を惜しんでは、Indeedに限らず、広告を出しても、応募者は集まりません。

今後、少子高齢化が進めば、人材採用はもっと難しくなるでしょう。
厳しい言い方ですが、「今採用が厳しい会社」は今後も「ずっと採用が厳しい会社」ということになります。日本の構造を考えれば、人手不足は始まったばかりなのです。

社会保険労務士法人とうかいでは、今後の申告な労働力不足に対応すべく、「人が集まる会社づくり」の支援を行っています。
「安心・安全な職場づくり」に始まり、「理念への共感」「自己実現できる組織」を整備することがこれからの時代の人が集まる会社です。

そのひとつとして、求職者視点の求人票づくりを支援しております。
Indeedはただ掲載すれば結果がでる求人検索サイトではありません。
求職者の視点に立ち、御社の魅力が伝わる求人票があってはじめて、応募が集まるのです。

今、Indeedを使っていて効果が出ていない、Indeedをこれから使ってみたいと考えている経営者・人事担当者の方はぜひ一度ご相談ください。

人が集まる会社づくりのプロが御社の採用戦略の問題点を明らかにいたします。

2019年7月12日にIndeedに関するセミナーを実施します。詳細は画像をクリックください。

人事・労務・採用でお困りの経営者さまへ

お電話いただければ、すぐにお応えいたします。
TEL:052-433-7280  平日9:00~17:00(土日祝除く)

無料相談実施中

お電話でのお問合せはこちら

052-433-7280

フォームでのお問合せは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください!