働き方改革ブログ(3)

2018.12.31 働き方会改革ブログ 久野勝也

年次有給休暇の強制取得は、従業員が「この仕事は自分がオーナーである」という仕事への意識改革

2019年4月1日から、年10日の有給を得ている従業員に対して会社は、5日は有給休暇を取得させることが労働基準法上の義務となります。

一昔前は、休みを取らず長時間働く人が評価される時代でした。ただ最近は休みを取ってもしっかりと成果を出せる人のほうが評価されるようになってきました。

わたしは与えられた年次有給休暇くらい取得すれば良いと思います。しかし、多くの従業員が取りづらいと言います。仕事で結果を出していれば会社は何も言わないと思います。

 

働き方改革で、従業員も仕事への意識を変えないといけません。

これからの時代、必要なことは自分が担当する仕事を“自分自身の課題”と主体的に捉え、強い情熱と責任感を持って取り組む姿勢だと思います。つまり”自分がこの仕事のオーナー”だと思うことです。

この仕事は”自分がオーナー”だと考えている人が休んでも会社は特に心配になりませんし何も言いません。

反対にこの仕事は”自分がオーナー”だと思っていない人は、雇われ根性が抜けていないのでどこか中途半端で、会社は休まれると心配で仕方ありません。

 

働き方改革で年次有給休暇のルールは変わりますが、これは単に休みが増える権利が増えることではありません。従業員が仕事を“自分自身の課題”と主体的に捉え、強い情熱と責任感を持って取り組む姿勢を持つ改革なのです。

つまり年次有給休暇の強制取得は、従業員が「この仕事は自分がオーナーである」という仕事への意識改革なのです。

 

1年間お付き合いありがとうございます。来年もよろしくお願いします。来年も勝負の1年です。

 

【関連ブログ】 2018.11.12働き方改革ブログ 有給休暇の強制取得(働き方改革関連法)

2018.12.03 働き方会改革ブログ 久野勝也

タイムクラウド Time Crowd

働き方改革によって中小企業はこれから「労働時間を減らしながら、売上と利益を向上させる」という課題を課せられています。できなければ、会社が継続できないという厳しい現実があります。この課題を解決するために経営者が注目すべきは「人時生産性(にんじせいさんせい)」です。

「人時生産性」を考える前に、まずは「人時売上高」についての理解が必要です。「人時売上高」とは、従業員一人の時間当たりの売上高で、人時売上高=売上高÷総労働時間という計算式になります。つまり、1人の従業員が1時間にいくら売り上げたかを表す指標です。

では、「人時生産性」は何かというと、「人時生産性」とは、従業員一人の時間当たりの生産性を意味していて、人時生産性=粗利高÷総労働時間という計算式になります。つまり、1人の従業員が1時間にどれだけの粗利益を稼いだかを表す指標です。

この「人時生産性」をあげることがこれからの経営にとって非常に重要です。「人時生産性」をあげるために重要なことは、まずこの総労働時間を次の3つ分けることです。

① 直接的な生産時間・・売上が発生する時間。(顧客との商談時間等)
② 生産時間に付随する業務時間・・売上発生のための準備の時間(見積作成等)
③ 非生産時間・・売上が全く上がらない時間(移動時間等)

そして、大切なことは①を最大化し、②、③を減らすことです。

会社の中で①と②と③の時間がどのくらいあるのか、きちんと把握している社員はどれだけいるでしょうか?ほとんどの社員は、なんとなくしか把握していないのではないでしょうか?今の時間数が分からない以上、減らしようがないと思います。

そこでわたしはタイムクラウドという、仕事ごとの時間を計測するシステムの使用をお勧めします。

スマートフォンのアプリを使えばさらに便利です。スマートフォンをでアプリを起動して、ワンクリックで仕事の時間の計測がスタートします。

自分がどの仕事にどのくらいの時間を使っているか計測することができ、レポートもでます。ビジネス版を使うと、社内でチームの生産性なども可視化できる優れものです。

わたしはまず自分の時間を可視化することにしました。1週間計ってみてほとんど移動しかしていませんでした。ほとんどが③の非生産時間だったのです。移動時間は仕事をした気分になっていますが、まさに非生産的な時間です。肝心の経営の時間はほとんど取れていません。経営者として問題があることが明確になりました。

これからの時代、社内でこういった時間の可視化をすることが重要になってきます。「労働時間を減らしながら、売上と利益を向上させる」ことを求められている時代、社員一人一人がいくら稼げているかを知る必要があると思います。

「人時生産性」を計ることは社員を評価するためにやるのではありません。社員一人一人が自分の仕事が収益につながっているかを意識して、稼げる会社に変えていくためにやるのです。

毎日、同じ業務を同じようにやっても給与は上がりません。だからこそ、自分の仕事を見直して劇的に変えていくことが大切なのです。

そして、まずは最低でも「人時生産性」を給与の3倍にすることだと思います。

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★セミナー情報★

1、働き方改革関連法対応実務徹底解説セミナー
【日程】12月7日(金)14:00~16:30 ウインクあいち 会議室1801
【詳細・申込】https://www.tokai-sr.jp/181206seminar

2、デジタルガバメントで激変する社労士業界で生き残る!!(社労士向け)
【日程】12月11日(火)14:00~16:00 ウインクあいち 会議室1304
【詳細・申込】https://oslp.officestation.jp/sem-181211.html

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著者 久野 勝也 (くの まさや)

■社会保険労務士法人とうかい 代表
■株式会社ダイレクトHR 代表

多岐にわたる社会保険労務士の業務のなかでも、採用に関する業務を得意とする。

希望の人材像の設定の仕方や場面別での応募媒体の設定方法、企業を成長させる人材の見分け方など、実践的な採用戦略を指導している。

2018年には採用支援専門会社を立ち上げ、中小企業の成長を人事労務の面から支えている。