こちらでは「お客さまの声」を紹介いたします。
長野県松本市で理美容室の経営、不動産賃貸をしています。もともと1968年に私の両親が開業して、私が後を引き継ぎました。smallbambooは大人の男性向けの理美容室をコンセプトにしています。ターゲットを絞っているからこそ競争相手が少なく、年齢層は30代中心に幅広い方にご利用いただいています。
業界的に長時間労働や、低賃金などイメージがありますが、早くから生産性を上げていかなければスタッフが集まらないと、ひいては地域のお客様へサービスを提供し続けることができないと感じていました。そのため、工程数に応じてメニュー構成を見直し、回転率を徹底して改善させました。また、お客様の理解も得つつ徐々にではありますが、値上げも実施してきました。
そのおかげか、自社は長く働いてくれているスタッフが多いです。週休二日制で、平日の午前と午後の開店時間の合間には中休みを入れていますし、土日祝の受付の終わりも17時で残業もほぼありません。在籍中に出産や育児など人生の節目を迎える人もおりますが、前述の通り働きやすい職場を整備してきたので「助かっている」と喜んでもらえています。
数年前から国の方向性を考えた結果、今後、労務管理がスタッフの採用・定着に必要なことだと感じていました。しかし労務の分野は苦手で、売上のことに比べれば優先順位も低いので「やらなければ」と思いつつも後回しになってしまっていました。そこで労務のことを専門家と考える時間を作ることにしました。
ちょうどお付き合いのあった岐阜県多治見市の税理士事務所に、とうかい代表の久野さんを紹介いただきました。当時、ほかの社労士を検討していたわけではなく、社労士が何をしてくれるのかもわかっていなかったです。ただ、信頼している先生からの紹介であったことと、地理的に離れているからこそ利点があると感じました。地元同業他社への情報漏洩のリスクももちろんですが、他の地域の情報も取り入れることで視野が広がると思ったのです。依頼して当時、久野さんは、まだ多治見で開業したばかりのころでした。そこから一緒に、自社の給与体系や就業規則などマンツーマンで整備していきました。
今は、社会保険手続きと労務相談をお願いしています。パソコン操作に不慣れなもので最初は戸惑いましたが、今担当の加藤(窓)さんは、そのあたりもきめ細やかにサポートしてくださっているので助かります。
また、労働時間や賃金などの課題が一つひとつ解決できました。経営者として「スタッフが10年先も働いてくれるにはどうしたらいいか」と長期的な視点を大切にしています。それをふまえてビジョンを持っているわけですが、そこにとうかいさんから定期的な情報発信や、タイミングよく提案をしていただけるので助かっています。
助成金のアドバイスももらえたので、教育にも投資ができました。おかげさまで定着率も大きく改善し、採用でも労働条件の良さに魅かれて入社をしてくれたメンバーもいます。その他にもSEOに強い採用サイトの作成や企業型確定拠出年金など、アグレッシブに提案をいただき導入しています。もちろんそれ自体が良いサービス・制度ですが、自社の労務管理を振り返るきっかけにもなるので、その点でも助かっています。
とうかいさんが創業間もないころからのお付き合いですが、どんどん企業を成長させているなという印象です。代表の久野さん自身も社会保険労務士としてだけでなく、経営者として組織を大きくされているからでしょう。労務のアドバイスも経営視点で非常に助かっています。
私自身50代を迎えたこともあり、今後の目標は次の世代へしっかり引き継ぐことです。すでに2020年に1店舗、店長に営業権を譲渡いたしました。2030年までに現店舗も現店長に営業権の譲渡を予定しております。引き続き、とうかいさんのお力をお借りしながらお客様、スタッフのために組織の基盤を作っていきたいと思います。