こちらでは「お客さまの声」を紹介いたします。
岐阜県多治見市でタイルの製造・販売をしています。もともと発明好きな祖父が、タイルを自動で製造する機械を発明して、販売したところから始まっています。自前でタイルを製造、そして製土、釉薬の生成と事業を拡大してきました。業界的にデザイン・製造・加工の分業化が進んでいますが、タイルの製造・加工を一気通貫で行っています。それにより自分たちのアイディアを取り入れやすく、創業当初から築いてきた自社の強みでもあります。
最近では窯業は斜陽産業の一つと言われていて、需要減退と海外製品の競争力の高まりとともに厳しい状況にはあります。そのなかで、自社は「少量多品種」「ニッチ」を積み重ねてNo.1を取ろうと色々チャレンジしているところです。
住宅用だと水回りのワンポイント、店舗用だとお洒落さで台頭する有名カフェチェーンの壁面装飾のような内装用タイルです。「ちょっといいものを貼りたい」というニーズをくみ取っています。また、国内タイルの多くはマンションの外壁用が多くを占めています。近年、安全面から定期的なメンテナンスが義務付けられたことを背景に、「剥離・割れなど不具合が大きい部分だけ、他とそっくりなタイルが欲しい」というニーズが出てきているのです。その事業には早くから参加して、おかげさまで現在では日本トップのシェアを占めています。
こういうと、技能の熟練した年齢層高めの人が中心かと思われますが、20代~80歳まで幅広い年齢層の社員が活躍してくれています。土日完全休みで残業もほとんどありません。それは、土日の分もタイルを入れられる窯の大きさもありますが、コロナ渦のいろいろな制約を乗り越える際に各社員が製造サイクルを作りこんでくれて、効率化に向けて動いてくれたおかげです。社員と一緒に新しい取り組みを今後も続けていくために、労務面をとうかいさんに支えていただいています。
セミナーか何かの機会で、とうかい代表の久野さんと出会いました。そもそも社会保険労務士の業務が何か知らなかったですが、他の社労士事務所は保守的な雰囲気があるなかで、とうかいさんは先進的な印象を持っていましたね。
そんな折、就業規則をしばらく改訂していないことに危機感を持ち、時代の変化にも合わせて変えていかないとと思い立ちました。そして、とうかいさんなら前向きに色々チャレンジされている様子を見ていましたし、そこに期待して就業規則の改訂を依頼させていただきました。
今思い起こしても、いい就業規則ができたことですね。あとは、社会保険労務士としての直接的な仕事に限らず、トレンドや自社に必要と感じたことは積極的に提案いただけるので、自分の視野が広がって興味深いです。SEOに強い採用HPの作成も提案いただきましたが、今でも新卒の方が毎年一人はそこから応募いただいています。業務拡大、設備拡充と色々チャレンジするにあたり、「人」が一番大切でしょう。中途も含めてですが、定期的に応募につながる仕組みができたことはとても助かっています。また、企業型確定拠出年金の提案もありがたかったですね。社員にとっては老後の資産形成の助けになりますし、会社としてもメリットがある制度なので助かっています。
やはり、組織として成長しているなという印象が強いですね。あとは、IT化もどんどん進んでいるなと感じます。普段のやりとりは基本チャットワークですが、質問をしてもすぐに返答をいただけます。チャットワークに限らず、常にトレンドに関する情報をアップデートしながらITツールを使いこなしている印象です。いただける提案やセミナーも人事労務に限らずDXやIPOをテーマにしたものなど幅広く、いつも楽しませてもらっています。
いつも私には思いつかない斬新なチャレンジをされているとうかいさん。このAI時代に、とうかいさん自身がアプリか何かになるんじゃないかと、何かまた面白いことをやってくれるのではと楽しみにしています。
今後の目標としては、社内的には人材育成、人事評価制度に力を入れていこうと思っています。それで昨年から研修も始めたところです。研修を受けたら、それを行動にうつし、そして評価する。このサイクルを回して、社員が成長できる環境づくりを目指します。事業としては、焼成加工やBtoC向けの商品など新たに展開していこうと思っています。雑貨やDIY用の商品を開発することで、タイルをより身近なものに感じてもらえる、そんな世界観を作りたいです。まだ始めたばかりで日々難しさを感じますが、タイルを安く作れるという、これまで築いてきた強みを生かして試行錯誤を積み重ねているところです。
自社から多治見、多治見から日本のタイル業界を盛り上げていけるように、とうかいさんに負けず自社もチャレンジを続けていきます。今後もよろしくお願いいたします。
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