お気軽にお問合せ・ご相談ください

052-433-7280
営業時間
9:00〜17:00 (土日祝は除く)

クラウドハウス労務とは? 人事労務SaaSで人気のオフィスステーション労務との違いを社会保険労務士が解説します。

  • ホーム
  • 社会保険手続き
  • クラウドハウス労務とは? 人事労務SaaSで人気のオフィスステーション労務との違いを社会保険労務士が解説します。

最近注目される「クラウドハウス労務」についてわかりやすく解説します。

人事労務の業務は、従業員に関する勤怠・給与をはじめ、各種手続きなど多岐に渡ります。多くは関連の法令や就業規則に従って行うことになりますが、専門知識が必要なことに加え、煩雑で手のかかる業務もあり負担の大きいものです。

そこで、人事労務業務の効率化のため、人事労務SaaSを利用する企業が増えています。さまざまな人事労務SaaSが出回っており、どんなサービスが自社に合っているのか困っているという声もよく聞かれます。今回は最近注目される「クラウドハウス労務」を取り上げ、人事労務SaaSのうちシェア率の高い「オフィスステーション労務」と比較してみましょう。ITに詳しい社会保険労務士が、2つのサービスを比べながら、自社に合ったサービス選びのヒントをご紹介します。

 
目次

クラウドハウスとは?

クラウドハウスとは、企業のヒトに関する課題解決のためのサービスが展開されており、人事労務業務や採用業務などのプロダクトがあります。最近耳にする場面も増えてきたのではないでしょうか。

人事労務業務や採用業務に便利なクラウドハウスを紹介します。

従業員の入社から退社まで、労務業務のペーパーレスを実現し、人事労務担当者の業務負荷削減はもちろんのこと、従業員自身の手間も効率化します。

https://jp.cloud-house.com/service/workforce/

 

人材採用の手間のかかる困りごとをサポートしてくれるのがクラウドハウス採用。サイト制作や管理までワンストップ活用可能です。

https://cloud-house-saiyo.official.career/?utm_source=hpservices

クラウドハウス労務とは?

クラウドハウス労務は、大手企業向けの人事労務SaaSです。数多ある人事労務SaaSの中で、大手企業にも対応していることが特徴で、人事労務担当者や従業員の手間や負担を減らし、本業に集中させるためのサポート支援といった役割を担います。多くの人事労務SaaSは、中小企業向けのプロダクトが多いこともあり、大手企業に特化したクラウドハウス労務は注目されています。

大企業は当然ながら従業員数が非常に多くなります。数千〜数万人単位に及ぶこともあるでしょう。定型化された人事労務のクラウドパッケージでは、対応しきれないこともあります。そこでクラウドハウス労務では、企業に合った業務フローの設計や、既存システムとの連携などへの対応など、セミオーダーといったかたちで守備範囲が広いのが特徴です。一般的に大企業はセキュリティポリシーも厳格ですので、セキュリティレベルをクリアできるというのも選択されるポイントとなります。

オフィスステーション労務とは?

https://www.officestation.jp/roumu/

 

オフィスステーション労務とは、シェアの高い人事労務管理SaaSのひとつです。社会保険や労働保険といった行政手続きにおいて、さまざまな種類の手続きに対応しています。対応する手続き範囲、種類の多さでは、オフィスステーション労務は抜きん出ていると言えるかもしれません。その他オフィスステーションシリーズは、年末調整、給与明細、有給休暇管理、勤怠、マイナンバー管理といった、あらゆる人事労務業務に対応しており、必要な機能を選択できることも魅力となっています。上場企業にも対応できる低コストのプロダクトとなっています。

 

クラウドハウス労務とオフィスステーション労務の違い

 

たくさんの人事労務管理SaaSのうち、最近耳にすることの多い「クラウドハウス労務」と、シェア率の高い「オフィスステーション労務」。どちらもそれぞれにメリットがあるため、どのようなポイントに着目すべきか悩むところです。クラウドハウス労務で言えば、やはり大手企業向けの業務設計に強みがあります。会社規模が大きく、従業員数も多い場合には、検討テーブルの上位になるでしょう。単に人事労務手続きの生産性向上というよりは、人事労務業務のDX化に力を発揮します。従業員の人事データの利活用にも力をいれています。蓄積した従業員データを用いた人事戦略に強みを発揮できるでしょう。

一方、オフィスステーション労務は、煩雑な手続きの多くを、低コストでカバーできるのが魅力です。帳票の多さで抜きん出ています。電子申請できる帳票なども多いので、手続き書類の作業効率化を考えているなら、オフィスステーションがおすすめです。人事労務業務にあまり明るくない担当者であっても、画面に沿って入力していけば手続きを行うことができるので、利用しやすいでしょう。また、オフィスステーション労務は、必要な機能を必要なタイミングで追加していくことも可能なので、ミニマムスタートも可能です。社労士事務所においても、オフィスステーションを利用していることも多いので、顧問社労士にご相談してみるのもよいかもしれません。

「クラウドハウス労務」と「オフィスステーション労務」との比較

主な機能や特徴 クラウドハウス労務 オフィスステーション労務
従業員情報の入力/各種変更情報入力
社会保険/労働保険手続き書類作成
電子申請

雇用契約書の作成

△別機能拡張で可能
給与明細書発行(WEB) △別機能拡張で可能
年末調整 △別機能拡張で可能
マイナンバー管理 △別機能拡張で可能
ワークフロー
従業員サーベイ - -
人事データの蓄積など -
専任導入支援 -
サポート方法 電話/メール 電話/メール
無料トライアル -
コスト セミオーダータイプなので見積もり問い合わせ 登録料:11万円
400円/1人月

 

大手企業にもおすすめのクラウドハウス労務

クラウドハウスは大手企業にもおすすめです。

大手企業の人事労務に関連する課題

大手企業ではさまざまなバックオフィス業務のDX化が進んでいます。しかし、大手企業ならではの特有の課題もあります。

・レガシーシステムの存在

大手企業は、DX化が進んでいるとはいえ、長年に渡って利用してきたさまざまなレガシーシステムが存在していることが多くあります。規模が大きなことで、システム変更には大変な労力を要するものであり、そのまま使い続けているということも意外と多いのです。古い技術やアーキテクチャなどによって、各システムが連携しないといった問題が発生することもあります。

 

・人事データが膨大

デジタル化の進展により、人事労務業務においてもDX推進が強く求められるようになってきました。しかし大手企業は、多種多様な人々を雇用しており、単純にシステムさえ入れ替えればよいというわけにはいきません。人種、性別、民族、障害の有無など、異なるバックグラウンドを持つ従業員を適切に管理していく必要性があります。従業員に関する人事データについては、様々なシステムからの膨大な量のデータを扱っています。DXでは、これらの従業員に関するデータを適切に管理していく必要が生じます。データの正確性、一貫性、セキュリティを確保しながら、リアルタイムなデータの利活用や分析が求められます。

 

・手続きの煩雑さ、量の多さ

社会保険手続きなど従業員1人ひとりに対する手続きや処理は、大手企業にとって非常に業務量が多く、またその処理に関わる担当者への負担も非常に大きいものです。手続き自体は定型に沿って行えばよいものの、ベースとなる法律知識も多岐に渡り、ミスなく効率よく業務を行うには、担当者の実務経験やトレーニングによるなど属人化しがちでもあります。

 

・プロセス変更までのハードルの高さ

DXを推進するにあたっては、技術的な側面だけでなく、業務プロセス自体の変更も必要となってきます。大手企業では、さまざまな承認ルート、意思決定をはじめとした業務プロセスがあり、これを変更するには、業務に関わる担当者をはじめ、意思決定や、利用する従業員などへの理解を得るなどのハードルも高いものです。

 

・セキュリティとコンプライアンス

従業員の個人情報に関わる人事労務のDXにおいては、セキュリティやコンプライアンスの確保が重要です。扱う情報のセキュリティの利用・保管方法、労働法や労働規則の遵守は、人事労務業務において非常に重要です。大手企業は、労働法や就業規則に基づいて採用から雇入れ、労働時間管理、給与、福利厚生、安全衛生などのさまざまな情報を管理する必要があります。とくにセキュリティ対策とコンプライアンス要件を厳格に遵守する必要が求められます。

 

これらの課題は、大手企業だけの課題ではなく、中小企業や業界によっても異なる部分はあります。しかしながら、人事労務に関する課題は多くの企業で重要な取り組みとして考えられています。

 

クラウドハウス労務の導入するメリットは?

・専任の担当者が導入をサポートしてくれる

大手企業にはさまざまなレガシーシステムが存在しており、新たなシステム利用の際には、慎重に判断する必要が生じます。クラウドハウス労務は、専任の担当者が導入のサポートを行ってくれるため、慎重に進めることができます。大手企業向けのセミオーダーも可能ですし、運用方法などの提案もしてくれるので安心です。

 

・人事労務業務のペーパレス化が進む

大手企業の場合、人事労務業の書類作成や保管も膨大です。クラウドハウス労務では、入社手続きからスタートして、多くの業務をデジタル上で完結が可能です。例えば、採用した内定者との雇用契約書の締結にあたっても、パソコンやスマホ上で簡単に手続きが可能です。

さらに、年末調整業務の効率化は人事労務担当者にとって、非常に助かるものとなるでしょう。従業員とのやりとりやパソコン・スマホで可能ですし、簡単なアンケート形式のもと、年末調整書類の作成が完了します。従来の紙書類で行っていた誤字脱字、計算間違いなどの差し戻しも格段に減少します。

各社のルールに沿った独自書類のやりとりなども、すべて電子化も可能となりますので、やりとりの作業負担は大きく効率化するでしょう。また、紙書類の保管やスペースの削減も可能となります。

 

まとめ

人事労務管理SaaSに関するお問い合わせはお気軽に。

労務管理SaaSは、各社多くのサービスが展開されており、どのサービスが自社に合っているのかお悩みの担当者も多いようです。人事労務業務の効率化を目指しつつも、日々の業務に追われて、手をつけられていないというケースもよく聞かれます。確かに従業員に関するデータを扱うシステムですから、慎重にならざるを得ません。

そこでおすすめなのは、専門家のサポートを受けながら、どのような人事労務管理SaaSが適切なのか、判断していくことです。当社では、人事労務管理SaaSに詳しい社労士が、さまざまなラインアップの中から、ぴったり合うサービスや運用方法のアドバイスを行なっています。

サービス選びを行う時間がない、本当に自社に合ったサービスなのか不安、といった場合には、まずはお気軽にご相談ください。

最新セミナー一覧

サイドメニュー