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【社会保険労務士法人とうかいは1000名以上の大企業も対応可能】
社会保険手続きのアウトソーシングの方法とは? 社労士が解説します。

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1000名以上の従業員を抱える大企業において、社会保険手続きは非常に複雑で多岐にわたります。社内で社会保険手続きを担っていくには、負担が大きいいため、アウトソーシングが注目されています。社会保険の専門家である社労士に依頼することにより、正確かつ迅速に処理を行うことが可能になります。昨今、頻繁にある法改正にも即応できる体制が整えられているため、法改正対応の遅れによるリスクを軽減することも期待できます。大企業にとって、社内に専任の担当者を置くよりも、外部の専門家を活用する方が費用対効果の面でも大きなメリットがあるでしょう。

2024年10月18日更新

目次

この記事では、社会保険手続きのアウトソーシングに関する情報を詳しく紹介します。大企業の人事担当者や経営者が特に把握しておくべきポイントや選択肢について、具体的に掘り下げてみていきます。アウトソーシングの実態や選定の注意点、高いリスクを伴う法令適用に関する知識なども考慮に入れながら、企業に最適な解決策を見つけ出すお手伝いを目指します。

この記事の監修

社労士 小栗多喜子

当社の社労士による監修をもとに、最新の法令分析や実務経験に基づくデータを活用しています。特に大企業における実績を重視し、各種手続きの流れや重要なポイントを的確にご紹介します。安心して得られる情報に基づき、ひとつ上の運用が可能となるようお手伝いさせていただきます。

社会保険労務士法人とうかい
執行役員 社会保険労務士 小栗多喜子

同社、人事戦略グループマネージャーを務め、採用・教育を担当する。商工会議所、銀行、Adeco,マネーフォワードなどセミナーや研修講師も精力的に行っている。労働法のアドバイスだけではなく、どのように法律と向き合い企業を成長させるのかという経営視点でのアドバイスを得意としている。

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社会保険手続きのアウトソーシング(外部委託)とは?

社会保険手続きのアウトソーシングとは、企業が自社内で行う社会保険手続きを専門の外部業者に委託することです。人事労務や社会保険の専門家である社会保険労務士に委託するケースが多いでしょう。社会保険手続き業務の精度を高めつつ、人事部門の業務負担を軽減することが可能になります。社会保険の手続きは、さまざまなタイミングで発生します。具体的には、入退社における資格取得や喪失手続きや病気やけがで休職する際には傷病手当の手続き、育児や介護休業の際には給付金申請といった、多岐にわたる手続きを専門家に委任することができます。とくに1000名以上の大企業では、社員数に応じて発生する手続きの量が膨大となり、複雑化しがちです。アウトソーシングを活用することにより、法令遵守が徹底され、誤った手続きによるトラブルを回避することができます。結果として、企業の信頼性向上にも寄与し、人事部門がコア業務に集中できる環境が整います。

社会保険手続きでアウトソーシングできる手続きとは?

社会保険手続きには、さまざまな業務があり、各企業において法律に基づいた対応が求められます。頻度の多い手続きとしては、入社や退社に伴う資格取得や喪失手続き、扶養者の異動に関わる手続きなどがあります。また、毎年発生する算定基礎届や月額変更届、労働保険年度更新手続きなども重要な業務です。これらの手続きは複雑な法律や規定に基づいており、正確な知識がなければ間違いや漏れが発生しやすくなります。従業員が1000名以上の大企業ともなると、手続きのボリュームが大きく、社内ですべてを管理するのは困難です。アウトソーシングを利用することで、これらの業務を専門家に委託でき、業務負担を大幅に軽減できます。専門の社会保険労務士が関与することで、迅速かつ正確な対応が期待でき、企業の生産性向上にも貢献します。

コンサルタント中村の経営視点のアドバイス

従業員の多い大規模企業になってくると人事労務業務の負担は非常に大きいものです。社内の担当者だけで業務をこなすのは難しいと感じることでしょう。そこで、社会保険の手続きと大きく関係する給与計算業務と併せて、アウトソーシングするケースも多くみられます。

社会保険手続きをアウトソーシングするメリット

自社の状況と比較して、必要かどうか検討比較しましょう。

社会保険手続きをアウトソーシングすることには多くのメリットがあります。アウトソーシングを活用する多くの企業で、メリットとして感じられている4つをご紹介しましょう。

①コア業務への集中が可能

従業員が1000名を超える大企業にとっては、社会保険手続きを専門の業者に外部委託することで、人事担当者はそれまで社会保険手続きに割かれていた時間や負担をコア業務に専念できる環境が整います。社内の担当者が煩雑な手続きを処理する手間を省けるため、業務効率も顕著に向上します。人事労務に関する重要な業務や戦略的な活動に時間を割くことができ、企業全体の生産性向上につながるでしょう。とくに大企業では、社会保険に関する手続きが多岐にわたり、複雑なため、専門家の力を活用することは非常に重要です。

②コスト削減が可能

社会保険手続きをアウトソーシングすることで、企業は実質的なコスト削減が実現できます。社内で専任担当者を設置する際に発生する人件費や教育コスト、システムの維持管理コスト、さらには手続きに伴う業務のミスを未然に防ぐためのリスクコストなど、さまざまな経費を抑えることが可能です。外部の専門家を活用することで、必要なサービスを必要な分だけ利用することも可能であるため、無駄な支出を減らすことができます。社会保険業務の専門家に手続きを委任することで、正確性が増し、保険料の誤徴収や、手続き誤りによる再度の手続きといった追加コストも削減できるでしょう。トータルで見れば、アウトソーシングは経済的な選択となることが多いです。

③最新の法改正情報に合わせた手続きが可能

社会保険に関する法制度は頻繁に改正され、企業が最新の情報に即対応していくことは容易ではありません。とくに従業員が1000名を超える大企業とあっては、事前の準備、システムの改修など影響度合いも大きいものです。そこで、必要な知識やスキルを持つ専門家に任せることで、法改正に関する情報を即座に反映させた手続きを行うことが期待できます。手続きに関する正確な知識や法令遵守が求められる中、専門家によるサポートは信頼性の向上にもつながります。

④属人化を防いで引継ぎをラクに

アウトソーシングは、業務の属人化を防ぐ効果もあります。特定の人材に依存した業務体制では、担当者の異動や退職があった際に業務が滞るリスクが大きくなります。外部の専門業者に手続きを委託することで、業務の流れが明確に記録され、引継ぎが容易になります。業務の標準化が進むことで、常に一定の品質のサービスを受け続けることができる環境が整います。結果として、従業員の入れ替えがあっても、安定した業務運営が実現できるのは、企業にとって大きなメリットとなります。

鶴見の経営視点のアドバイス

社内での手続き対応は、属人化してしまいがちです。このままではよくないと思いつつも、日頃の業務の忙しさもあって、アウトソーシングをじっくり検討するタイミングやきっかけをも先送りにしていませんか。一旦、自社の問題やニーズを見つめなおして、アウトソーシングについて考えるきっかけにしてみましょう。

社会保険手続きのアウトソーシングの選定ポイント

社会保険手続きをアウトソーシングする際には、いくつかの選定ポイントが重要です。法律に沿って正確な手続きが行えればよく、専門家であればどこにアウトソーシングしたとしても大きな違いはないように感じますが、委託するアウトソーシング先によっては、かえってトラブルになってしまったということにもなりかねません。しっかりと自社に合った委託先を選びましょう。

セキュリティ上の問題はないか?

セキュリティの体制、運用、対応について確認しておく必要があります。社会保険手続きをアウトソーシングする際には、もっとも重要な選定ポイントです。社会保険の手続きにあたっては、従業員の個人情報や企業の情報が多く含まれるため、外部委託先が適切なセキュリティ対策を講じているかを評価することが大切です。どのようなデータ管理体制を持っているか、アクセス制限や情報暗号化の対策が講じられているか、データ保護に関するポリシーや、情報漏洩対策が適切であるかをしっかりと確認することが不可欠です。

十分なセキュリティを確保している業者でなければ、深刻なトラブルを引き起こしかねませんし、信頼性が欠けることになります。契約前に、実際の運用状況や他のクライアントからのフィードバックもチェックしておくと良いでしょう。

代行の業務範囲はどこまで?

外部業者の選定に際し、代行される手続き業務範囲を事前に確認しておくことが大切です。場合によっては、期待していた手続きが含まれていないこともあります。基本内容以外のオプション手続きで追加費用が発生する場合もあるでしょう。自社のニーズを把握し、どの業務が外部委託に適しているのかを見極めることが、成功の鍵となります。

自社内で実行する必要がある業務と外部に任せたい業務を分類することで、効率的にタスクを管理できます。たとえば、資格取得や喪失手続きなどの反復的な作業は外部に委託し、戦略的な業務や重要な決定に関わる業務は社内で行うといった切り分けも可能です。具体的な業務範囲を設定することで、必要なサポートを受けるだけでなく、コストや時間の削減にも寄与します。明確な業務範囲は、委託先との円滑なコミュニケーションにも繋がります。

そこで、業務フローを具体的に明示している業者を選びましょう。例えば、入退社の手続きや各種給付金の申請、労働保険料の申告など、どの手続き業務が代行されるのか、さらには自社内との連携方法についても把握しておくと、後のトラブルを避けられます。

 

専門性を持ったアウトソーシング先を選ぶ

アウトソーシングを行う際には、専門性を持った委託先を選ぶことが肝要です。社会保険に関連する法律や手続きは複雑であり、専門家による対応が求められます。豊富な経験や知識を持つ業者を選ぶことで、法令遵守や正確な手続きが確保されやすくなります。

運用実績は十分にあるか?

アウトソーシング先の運用実績は、選定において見逃せないポイントです。多くの企業での実績がある業者は、豊富な経験を持っており、様々な状況に柔軟に対応できる可能性があります。多数の従業員を抱える大企業の場合、法令遵守や手続きの正確性が求められますので、実績のある業者を選ぶことで、安心して業務を任せることができるでしょう。あらかじめ顧客の声や成功事例を確認しておくと、選定の参考になります。

既存の勤怠管理システムや人事管理システムと連携できるかどうか

アウトソーシングを行う際には、既存の勤怠管理システムや人事管理システムと連携できるかどうかも重要なポイントとなります。システム同士がスムーズにデータをやり取りできるかどうかが、業務の効率化に大きく影響します。互換性のあるシステムを使用している業者を選ぶことで、手続きの準備や情報の流通が円滑になり、作業の手間も大幅に減ることでしょう。

自社の規定や制度に対応できるか

企業の就業規則や内部規定にどの程度対応できるかも、外部業者選定の際に重要です。業者が自社の特性やニーズに合わせたサービスを提供できれるかどうかを確認しましょう。企業独自の福利厚生制度や従業員関連の特記事項がある場合、それに対する知識や経験がある業者に依頼することで、手続きがスムーズに進む可能性が高まります。また、適応力が求められるため、柔軟な対応が可能な業者を選ぶことがポイントです。

料金体系を比べてみる

料金体系を比較検討も重要です。さまざまな業者が異なる料金設定を行っており、提供されるサービス内容と価格のバランスを見極める必要があります。料金が高ければ質が良いとは限らず、逆に安価なサービスが期待以上の効果を発揮することもあります。いくつかの候補先から見積もりを交えながら、各業者のサービス内容やサポートの質も合わせて検討することで、もっとも適した業者を見つける手助けとなります。また、契約内容に隠れたコストがないかも確認し、総合的なコストパフォーマンスを評価することが重要です。

電子申請などの対応ができるか確認する

大企業においては電子申請への対応も求められるところですので、電子申請への対応について確認することも、選定の際に見逃せないポイントです。近年、多くの手続きはオンラインで行えるようになり、迅速かつ効率的な対応が求められています。選定したアウトソーシング先が電子申請に対応していることで、時間の節約ができますし、手続きの正確性も高まります。特に社会保険手続きでは、しっかりとしたデジタルインフラを持っている業者を選ぶことが、業務のスムーズな進行に寄与します。

サポート体制が充実しているか

最後に、アウトソーシング業者のサポート体制が充実しているかどうかも選定の重要な要素です。万が一のトラブル発生時や疑問点が生じた際に、迅速に対応できるサポート体制があることが望ましいです。専用のサポート窓口や担当者がいるか、電話やメールはもちろん、チャットなど多様な連絡手段を用意しているかなどもポイントです。安心してサービスを利用するためにも、サポートに関する情報を事前に確認して、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

高谷の経営視点のアドバイス

正社員だけでなく、一定の要件を満たすパートやアルバイトなどの短時間労働者も社会保険の加入が義務され、パートやアルバイトを抱える企業の社会保険手続きにも大きく影響します。社会保険手続きのアウトソーシングを活用し、正確でミスのない手続き業務を実現しましょう。

大企業の社会保険手続きアウトソーシング

社会保険手続きのアウトソーシングは、従業員が1000名を超える大企業にとって非常に重要な戦略の一環です。

社会保険手続きのアウトソーシングは、従業員が1000名を超える大企業にとって非常に重要な戦略の一環です。社会保険手続きの複雑さや量が膨大であるため、専門的な知識と経験を持つ外部業者に委託することおすすめします。

1000名以上の大企業でアウトソーシングが必要な理由

1000名以上の大企業においては、社会保険手続きのアウトソーシングが欠かせない理由として、入退社や扶養異動などの手続きが頻繁に発生することにあります。社内での業務負担が大きくなり、重要な業務に影響を及ぼしてしまうことも否定できません。大企業ではとくに法令の遵守が求められるため、常に最新の情報を取り入れる必要があります。社内のみでこれを徹底するには時間と労力がかかります。その点、専門のアウトソーシング業者に依頼すれば、専門知識に基づいた迅速な対応が期待できるため、業務の効率化が図れるでしょう。人的リソースをコア業務に集中させることができ、企業全体の生産性向上にもつながります。

まとめ

売り上げにつながるアウトソーシングを
ご提供します。

社会保険手続きのアウトソーシングは、従業員1000名以上の大企業にとって非常に重要な選択肢です。多くの大企業がアウトソーシングを活用しています。委託先の選定を行う際には、業務範囲や料金体系、サポート体制などを慎重に検討し、自社に最適なパートナーを見つけることが大切です。これらのポイントをしっかりと押さえ、新たなアウトソーシングの導入に取り組むことが、長期的な企業成長に繋がることでしょう。

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