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【社労士監修】給与計算ソフトならマネーフォワードクラウド!使い方をご紹介

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今回は給与計算ソフトの中で評価の高いマネーフォワードクラウド給与について詳しく解説します。

給与計算ソフトの導入は、中小企業の経営者や人事・労務担当者の業務効率を大幅に向上させることができます。正確に期日どおりに行わなくてはならない給与計算業務にとって、給与計算ソフトの導入は欠かせないものです。特に給与計算ソフトの中で評価の高いマネーフォワードクラウド給与は社労士監修のもと設計されており、煩雑な給与計算業務を自動化し、法改正にも迅速に対応可能で、信頼性と使いやすさに定評があります。具体的な使い方もシンプルで、導入してすぐに使い始めることができます。給与計算業務で困っているなら、マネーフォワードクラウド給与の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

目次
  1. マネーフォワード クラウド給与の主な機能と特長
    1. 業務に合わせて選べる、豊富な連携サービス
    2. 支給額・控除額の計算も自動化
    3. 前月比較機能で、支給・控除項目の前月との差分がすぐわかる
    4. Web給与明細で、経費も手間も削減
    5. 銀行との振込連携
    6. 計算式のカスタマイズが自由に設定可
  2. 勤怠管理システムや労務管理ソフトとの連携
    1. API連携可能な勤怠ソフト
    2. CSV連携可能な勤怠ソフト
    3. 連携可能な労務管理ソフト
  3. マネーフォワード クラウドとの連携で、さらに活用しやすく
    1. 必要な人事労務サービスだけを選んで導入できる
    2. 煩雑な手作業をシステム連携でかんたんに解消!
    3. ログインするだけ。やるべきことが一目でわかるマイページ機能
  4. マネーフォワード クラウド給与のサポート
    1. メール、チャットサポート(無料)
    2. サポートサイト
  5.  マネーフォワードクラウド給与の導入事例
    1. 事例①
    2. 事例②
  6. マネーフォワードクラウド給与の使い方
    1. 基本設定
      1. 基本設定① 全般設定
      2. 基本設定② 事業所設定
      3. 基本設定③ 給与計算に必要な項目の設定
    2. 従業員登録
      1. 扶養控除等申告書の回収・保管
      2. 一般情報の登録
      3. 給与情報の登録
    3. 給与担当者や従業員へのアクセス権限の設定
    4. 給与計算ソフトを使用した給与計算の4つのステップ
      1. マネーフォワードクラウド経費から立替経費をインポート
      2. マネーフォワードクラウド勤怠から勤怠データをインポート
      3. 確定処理
      4. 帳票(給与明細など)の確認
  7. マネーフォワードクラウド会計への連携(仕訳登録)
  8. 給与計算ソフトの選び方
    1. 自社のコストに見合ったソフトを選択する
    2. 既存のシステムと連携できるか確認する
    3. 対応している帳簿や書類を確認する
  9. マネーフォワード クラウドの導入に必要な料金は?
  10. まとめ
この記事の監修

社会保険労務士法人とうかい
社会保険労務士 小栗多喜子

これまで給与計算の部門でマネージャー職を担当。チームメンバーとともに常時顧問先350社以上の業務支援を行ってきた。加えて、chatworkやzoomを介し、労務のお悩み解決を迅速・きめ細やかにフォローアップ。

現在はその経験をいかして、社会保険労務士法人とうかいグループの採用・人材教育など、組織の成長に向けた人づくりを専任で担当。そのほかメディア、外部・内部のセミナー等で、スポットワーカーや社会保険の適用拡大など変わる人事労務の情報について広く発信している。

主な出演メディア
NHK「あさイチ」

中日新聞
船井総研のYouTubeチャンネル「Funai online」


社会保険労務士 小栗多喜子のプロフィール紹介はこちら
https://www.tokai-sr.jp/staff/oguri

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マネーフォワード クラウド給与の主な機能と特長

マネーフォワード クラウド給与の主な機能と特長について解説します。

マネーフォワードクラウド給与は幅広い機能を持ち、効率的な給与計算業務が可能であると中小企業の経営者や人事・労務担当者に評価の高い給与計算ソフトウェアです。多くの給与計算ソフトウェアの中から、マネーフォワードクラウド給与が選ばれる理由は、直感的な操作画面と豊富なヘルプ機能により、初心者でも簡単に扱えることに加え、さまざまなシステムとの連携機能、常に最新の法規制に準拠した給与計算が可能といった多くの特長があります。ある中小企業ではマネーフォワードクラウド給与を活用し、毎月の給与計算にかかる処理時間を半減し、ヒューマンエラーも減少した例もあります。

給与計算業務の効率化と正確性の向上を実現のため、マネーフォワードクラウド給与の特長を詳しく解説します。

業務に合わせて選べる、豊富な連携サービス

マネーフォワードクラウド給与は、多くの業務管理ソフトウェアとシームレスに連携できる点が特徴です。マネーフォワードクラウドは、企業の基幹業務に関わるシステムラインアップも豊富なため、マネーフォワードシリーズでの連携はストレスフリーで業務が完結します。もちろん、マネーフォワードシリーズ以外の労務管理システムや勤怠管理システム、経費精算システム、会計システムとも統合でき、それぞれのデータを一元管理できます。例えば、勤怠管理システムから出勤データを自動で取り込み、即座に給与計算に反映させることも可能です。スムーズなデータ連携により、手間を大幅に削減し、正確なデータ処理が行えます。また会計との連携により、給与データが自動で会計帳簿に反映され、二重入力の手間が省け、業務を簡略化し、効率化を図ることも可能です。中小企業の経営者や労務担当者にとって、この連携機能は非常に便利で、業務負担を大幅に削減します。

支給額・控除額の計算も自動化

「マネーフォワード給与計算」では、基本給、各種手当、税金、社会保険料を含む支給額や控除額の計算が全て自動化されています。さらに、雇用形態の多様化や社員数の増加に伴う複雑な給与計算にもスムーズ対応でき、法律や規則の変更も迅速に反映できるため、常に最新の計算基準を維持できます。操作方法もシンプルで、給与計算業務の経験が浅い担当者であっても、短時間で習得が可能になるでしょう。

前月比較機能で、支給・控除項目の
前月との差分がすぐわかる

マネーフォワードクラウド給与の前月比較機能は、支給・控除項目の前月との差を自動表示するため直感的に把握できる優れた機能です。異常値や変更点を即座に把握できます。手作業で行っていた差分チェックの手間が大幅に軽減され、随時確認が可能になるため、業務効率が大幅に向上します。さらに、差分の理由もすぐに確認できるため、給与に関する社内外の問い合わせにも迅速に対応できます。この機能を活用することで、従業員の給与変動要素を迅速に確認でき、計算ミスや見落としを防止します。

Web給与明細で、経費も手間も削減

マネーフォワードクラウド給与は、注目すべき特長の一つとしてWeb給与明細機能があります。リモートワークなども一般化している現代において、Web給与明細の価値は高まっています。Webの給与明細は、紙ベースの給与明細を発行・郵送する手間が省け、印刷コストや郵送コストの大幅な削減が可能な一方で、従業員はインターネット環境さえあれば、いつでもどこでも給与明細を確認でき、その利便性を考慮すれば、多くの中小企業がこの機能を活用していることもうなずけます。さらに、過去の給与明細にも簡単にアクセスできるため、従業員からの問い合わせ対応が迅速になり、業務効率が向上します。

Webの配信には、堅固なセキュリティ対策もされており、第三者による不正アクセスから重要な情報を守ります。

銀行との振込連携

給与振込時の振込データが自動生成され、指定銀行へ直接送信されるため、振込ミスや遅延のリスクを大幅に減少させます。給与振込時の誤入力などを防ぎ、業務の精度と効率が飛躍的に向上ます。

計算式のカスタマイズが自由に設定可

給与計算ソフトでは、企業の就業規則や給与規程に合わせた計算式を自由にカスタマイズできることも選択肢としてあがるでしょう。企業ごとの支給体系や手当、控除項目を柔軟に設定できます。ユーザー自身が自由に計算式を設定することで、自社の業務に最適な給与計算を実現できます。

コンサルタント中村の経営視点のアドバイス

中小企業で導入されていることの多いマネーフォワードシリーズ。今回ご紹介するマネーフォワード給与をはじめ、勤怠管理や人事管理、社会保険など、機能毎に細分化されているクラウドサービスは、必要な機能のみを選択できます。導入時にはミニマムでスタートして、従業員規模やその他の会社状況に応じて、機能を増やす使い方も可能です。とうかいでもマネーフォワードに詳しい社労士が多いので、ご興味あればご相談ください。

勤怠管理システムや労務管理ソフトとの連携

マネーフォワード給与と連携が可能な各種システム・ソフトウェアを見ていきましょう

給与計算の効率化には、勤怠管理システムや労務管理ソフトとの連携が重要です。これにより、データの二重入力を防ぎ、正確な給与計算を迅速に行うことができます。例えば、マネーフォワード勤怠の勤怠データをマネーフォワード給与と連携することで、勤怠データを自動的に取り込み、時間外手当の計算などを行えるなど、手間を大幅に削減できます。

マネーフォワード給与と連携が可能な各種システム・ソフトウェアを見ていきましょう。

API連携可能な勤怠ソフト

API連携を活用することで、リアルタイムでのデータのやり取りが可能になります。マネーフォワード給与計算とAPI連携が可能な勤怠ソフトには、KING OF TIMEやジョブカン勤怠管理が人気です。

King of Timeは高いカスタマイズ性を持ち、多くの企業で採用されており、API連携により勤怠データを給与計算ソフトに自動反映できます。ジョブカン勤怠管理は中小企業に人気があり、多機能かつ使いやすく、APIを通じてマネーフォワード給与計算と迅速にデータを共有可能です。

CSV連携可能な勤怠ソフト

API連携に対応していない勤怠ソフトでもCSV連携を利用することで、問題なくデータ移行が可能です。Freee勤怠管理、ジョブカン勤怠管理であれば、CSV形式でのデータインポートが可能です。

Freee勤怠管理はシンプルな操作性が特徴で、CSV形式でのデータエクスポートが容易です。これにより、給与計算ソフトマネーフォワード給与計算へのデータインポートが簡単に行え、給与計算業務を効率化できます。

ジョブカン勤怠管理は、API連携に対応しているだけでなく、CSV形式でもデータ出力が可能なため、さまざまな給与計算ソフトとの柔軟なデータ連携が実現します。これにより、経営者や人事・労務担当者の業務負担を大幅に軽減します。

連携可能な労務管理ソフト

労務管理ソフトとの連携は、従業員の労務データの一元管理を実現します。中小企業で利用の多いのがSmartHR、人事労務freeeといったクラウドサービスです。

SmartHRはクラウドベースの労務管理ソフトであり、従業員情報や社会保険手続きの管理を容易にします。

また、人事労務freeeは労務管理に必要な手続きをすべてオンラインで完結できるソフトです。マネーフォワード給与計算と統合することで、データの一貫性が保たれ、業務効率が向上します。

労務管理ソフトとの連携により、従業員の労務管理と給与計算を一体化し、業務の正確性と効率性を高めることができます。

鶴見の経営視点のアドバイス

ひと昔前の給与計算ソフトと言えば、PCにソフトウェアをインストールして利用するのが主流。最近ではデータがリアルタイムで確認でき、複数担当者も利用できるとあって、クラウドサービスが主流となっています。これから導入を検討している場合や、現在利用しているソフトウェアからの乗り換えを検討している場合は、マネーフォワードの導入をおすすめしています。

マネーフォワード クラウドとの連携で、
さらに活用しやすく

連携でさらに活用しやすくなる各種のマネーフォワードクラウドサービスについて解説します。

給与計算は、中小企業の経営者や人事・労務担当者にとって非常に煩雑で時間がかかる業務です。マネーフォワードクラウド給与は、煩雑で時間のかかる給与計算業務の効率化や負荷軽減機能が多く搭載されており、利用が増えているソフトウェアです。なかでも、各種のマネーフォワードクラウドサービスと連携することで、業務の効率化がより一層加速します。

必要な人事労務サービスだけを
選んで導入できる

マネーフォワードクラウドサービスは、中小企業の経営者や人事・労務担当者に向けて、多岐にわたる人事労務業務を支援する機能を提供します。このシステムでは、給与計算ソフトをはじめ必要な機能を選択して導入でき、自社の特性に応じたカスタマイズが可能です。

労務管理機能では従業員の勤怠情報を一元管理し、正確な給与計算を支援します。社会保険手続きもシステム上でスムーズに行えるため、手間を大幅に削減できます。さらに、年末調整に必要なデータを一括管理する機能も備えており、ミスの減少に貢献します。

煩雑な手作業をシステム連携でかんたんに解消!

マネーフォワードクラウドは、各機能が自動連携可能なため手作業のデータ入力や確認作業を大幅に削減できます。人的ミスのリスクも軽減され、業務の精度が向上します。勤怠データや交通費申請データを簡単に給与計算に反映させることが可能となり、効率的な業務運営が実現します。さらに、ワークフロー機能も活用できます。承認プロセスを設定することで、関係者の確認や承認に伴う事務作業が大幅に軽減します。

ログインするだけ。
やるべきことが一目でわかるマイページ機能

マネーフォワードクラウドを使用すると、ログインするだけでその日のやるべき作業が一目でわかるマイページ機能が利用できます。ダッシュボードでは最新のタスクや通知、データの状況が一目で確認でき、担当者が行うべき業務が明確になります。タスク管理機能も搭載されているので、日々の業務を担当業務がしっかりと管理できます。カレンダー機能やリマインダー機能も、重要な期日や締め切りの見逃し防止や確実な業務遂行をサポートします。

マネーフォワード クラウド給与のサポート

マネーフォワード クラウド給与のサポートについて紹介します。

中小企業の経営者や人事・労務担当者にとって、給与計算は重要でありながらも高度に複雑な業務です。給与計算を行うにあたっては、労基法をはじめ関連する法律への理解も必要なことに加え、給与計算システム自体の習熟も必要になります。思いの外、負担の大きな業務です。そこで大切になってくるのが、給与計算業務をスムーズに進めるためのサポート体制です。とくに給与計算ソフトウェアは、導入時に加えて、法改正に合わせた対応が必要になるものです。給与計算ソフトウェア選びの際には、サポート体制がどのようなものかは確認しておきたいところです。その点、マネーフォワードクラウド給与は、充実したサポート体制が魅力です。例えば、導入時には専門スタッフが丁寧にサポートを行い、運用中も迅速な対応が期待できます。また、オンラインマニュアルやFAQ、チャットサポートなど、多様なサポートオプションが用意されており、安心して利用できます。これにより、給与計算の効率化と正確性向上に貢献します。

メール、チャットサポート(無料)

マネーフォワードクラウド給与では、ユーザーが疑問や問題に直面した際に迅速に対応するため、メールおよびチャットによるサポートを無料で提供しています。

メールサポートでは、専門スタッフが詳細な質問や技術的な問題に対して個別に対応し、通常1営業日以内に返信します。急ぎの対応が求められる場合でも迅速に対応するため、安心して利用できます。

チャットサポートは即時性が求められる質問やトラブルに対して迅速に対応できるサービスです。リアルタイムで専門スタッフとやり取りできるため、問題解決までの時間を大幅に短縮できます。特に給与計算の締め日が迫っている際には非常に有効で、困難な状況でもスムーズに対策を講じることが可能です。

サポートサイト

マネーフォワードクラウド給与では、公式のサポートサイトも充実しており、ユーザーが自己解決できる環境を提供しています。サポートサイトは以下の内容で構成されています。

FAQ(よくある質問)

ユーザーから寄せられる質問とその回答を網羅しており、具体的な操作方法やトラブルシューティングに関する情報が豊富に揃っています。検索機能を活用することで、困った時にすぐ解決策を見つけることができます。

操作ガイドおよびマニュアル

初めて「マネーフォワードクラウド給与」を利用する方や特定の機能を詳しく知りたい方のために、操作ガイドや詳細なマニュアルが提供されています。これにより、段階的に操作方法を習得し、スムーズにソフトを活用できるようになります。

動画チュートリアル

視覚的に操作方法を学びたいユーザー向けに、動画チュートリアルが用意されています。動画を見ながら実際の操作を確認することで、直感的に理解を深めることができ、高い習得率が期待できます。

 

これらのサポートコンテンツにより、中小企業の経営者や人事・労務担当者が「マネーフォワードクラウド給与」を効率よく活用できる環境が整っています。

 

高谷の経営視点のアドバイス

給与計算担当者にとって、従業員の個人情報を扱うことに加え、ミスを発生させてはいけないプレッシャーを抱える給与業務は、大きな負担になることも多いでしょう。ましてや期日が決まった業務のため、疑問や不安な点は即座に対応していかなければならないといったスピードも求められます。給与計算ソフト選びには、疑問に即レスしてくれるようなサポートを受けられるサービスを選ぶことをおすすめします。

マネーフォワードクラウド給与の導入事例

マネーフォワードクラウド給与の導入事例を紹介します。

給与計算は中小企業にとって重要な業務であり、人事・労務担当者にとって大きな負担となることの多い業務です。マネーフォワードクラウド給与は、負担の感じる業務をよりスムーズに進めるための機能が多く搭載されているため、導入する企業も増えています。そこで、マネーフォワード給与計算ソフトを導入した企業の事例をご紹介します。導入前に比べて給与計算の作業時間を50%削減し、さらに人為的なミスをほぼゼロにした例もあります。その結果、人事部の効率が大幅に向上し、経営者はより戦略的な課題に集中できるようになりました。こうした具体的な成功事例は、給与計算ソフトの導入がどれほど中小企業にとって有益であるかを証明しています。

事例①

A社は従業員数50名のIT企業で、従来の給与計算方法に多くの時間と労力を費やしていました。特に毎月の残業時間の計算や税金の控除などでミスが頻発し、人事知識が求められる部分で課題を抱えていました。そこでマネーフォワード給与計算ソフトを導入し、自動計算機能により残業時間や控除額の計算ミスが減少し、手作業が大幅に軽減されました。またクラウドベースでのデータ管理により、どこからでもアクセスが可能になり、テレワーク体制にも柔軟に対応できるようになりました。法令の変更に対してもソフトが自動でアップデートされるため、最新の法令に準拠した給与計算を常に行うことができました。

事例②

製造業B社(従業員数100名)では、従業員の勤怠情報の収集・管理が手動で行われていたため、集計作業で負担となっていました。そこで、マネーフォワード給与計算ソフトを導入したところ、以下の点が改善されました。

まず、勤怠管理システムとの連携することで、勤怠情報が自動的に給与計算ソフトに取り込まれ、データ入力の手間が排除されました。またソフトが自動的に最新の法令に対応するため、コンプライアンスが強化され、経営者や人事・労務担当者が安心して業務に取り組むことができるようになりました。これにより、法令順守のための手間も軽減されました。

さらに、各種レポートが自動生成されることで、経営陣への報告が迅速かつ正確に行えるようになり、経営判断のためのデータ分析にも迅速に対応できるようになりました。このレポート機能の活用により、経営の透明性と効率性が向上しました。

マネーフォワードクラウド給与の使い方

マネーフォワードクラウド給与の使い方について詳しく見ていきましょう。

マネーフォワードクラウド給与を導入することで計算ミスを防ぎ、給与計算の自動化により時間とコストを削減できます。そのために、まずは導入時の設定を適切に行う必要があります。

基本設定

給与計算ソフトを導入する際、まず初めに行うべきは基本設定です。企業独自の給与体系や支給日、控除項目など、就業規則や給与規程に沿って設定を行なっていきます。基本設定を正確に行うことで、手計算の際のミスを減らし、手間を省くことができます。また、労務管理のデジタル化が進む今、基本設定がしっかりと整っていれば、すぐに給与計算業務が開始できるため、導入後の立ち上がりもスムーズです。さらに、この設定により法令遵守も確実に行えるため、事務負担の軽減と従業員の満足度向上に寄与します。

基本設定① 全般設定

基本設定する際の最初のステップは全般設定です。まず、会社名、所在地、代表者名などの基本情報を入力します。この情報は給与明細や年末調整などの各種帳票に反映されるため、正確に入力することが求められます。

基本設定② 事業所設定

事業所設定では、各事業所の給与規定や勤怠管理方法が個別に異なる場合には、各事業所ごとに設定することで、企業全体の管理を効率化できます。複数の事業所を持つ場合、それぞれの事業所向けに適切な設定を行うことで、全体の給与計算が一元管理され、管理負担が軽減されます。

基本設定③ 給与計算に必要な項目の設定

基本設定として給与計算に必要な項目の詳細設定が不可欠です。具体的には基本給、各種手当、税金の計算方法を正確に登録します。次に、社会保険料や労働保険料の計算方法も設定します。

従業員登録

従業員登録は給与計算ソフトの基本機能の一つです。従業員登録機能を使用することで手動入力の手間を大幅に削減し、ミスのない給与計算が実現されます。

扶養控除等申告書の回収・保管

従業員登録の一環として、扶養控除等申告書の回収と保管が重要です。従業員の扶養状況に基づいた税金の控除に使用されます。扶養控除等申告書のデータをシステム内で一元管理でき、回収漏れや保管ミスを防ぐことができます。さらに、過去の申告書も容易に検索・参照できるため、税務調査に対する備えとしても有効です。

一般情報の登録

従業員の一般情報を給与計算ソフトに登録する際、まず氏名、住所、生年月日、入社日などの基本情報を詳細に入力します。これにより、給与計算や各種手続きが正確かつ効率的に行われます。この基本情報は、毎月の給与計算のみならず、税務処理や社会保険の手続き、退職金の計算にも重要な役割を果たします。従って、入力ミスを防止するため、二重チェックの導入や最新のデータ管理システムの活用が推奨されます。

給与情報の登録

次に、従業員の給与情報を正確に登録します。従業員の基本給や交通費、役職手当などの各種手当、社会保険料や所得税といった控除項目を詳細に入力していきます。定期昇給や手当の変動にも迅速に対応し、タイムリーにデータを更新しましょう。

給与担当者や従業員へのアクセス権限の設定

給与計算ソフトを導入する際は、給与担当者や従業員のアクセス権限の設定は非常に重要です。給与担当者には必要な機能やデータへのアクセス権限を付与することで、正確かつ迅速な給与計算を実現します。一方、従業員には自身の給与明細の確認のみを許可し、情報のセキュリティを確保します。これにより、情報漏洩のリスクを最小限に抑えつつ、効率的な業務運営を支援します。アクセス権限の適切な設定は、円滑な給与計算業務とデータの安全性を両立するための鍵です。

給与計算ソフトを使用した給与計算の4つのステップ

導入時の基本設定が完了したら、実際に、給与計算を行います。労働時間や出勤日数を記録し、正確な給与額を算出します。税金や社会保険料の計算は自動化されますので、手入力によるミス、知識不足による誤った計算を防止します。給与額の算出後は、給与明細の発行や振り込み手続きもスムーズに行えるでしょう。

マネーフォワードクラウド経費から立替経費をインポート

マネーフォワードクラウド経費を利用している場合には、立替経費データをインポートすることで、経費の精算が自動化され、立替経費が正確に給与システムに反映されます。このプロセスにより、経費計算と給与反映の二重作業を省略できます。

マネーフォワードクラウド勤怠から勤怠データをインポート

マネーフォワードクラウド勤怠から勤怠データをインポートします。具体的には、出勤日数や残業時間、休暇取得日数などの詳細な勤怠データを正確に取得します。給与計算の基礎データが自動的に集約され、手動入力の手間を大幅に削減できます。

確定処理

勤怠データをはじめとしたインポート、各種の必要データの反映が終われば、給与計算データの確定処理を行います。確定処理を行うことで給与明細が生成され、従業員への支払い金額が確定します。

帳票(給与明細など)の確認

確定処理が完了すると給与支払額が確定します。給与明細や各種レポートを生成されます。最終確認として、情報が正確かどうか確認します。自動化された帳票確認機能を活用することで、チェック作業の時間を大幅に削減することができます。

マネーフォワードクラウド会計への連携(仕訳登録)

マネーフォワードクラウド会計への連携(仕訳登録)も可能です。

給与計算が完了後、マネーフォワードクラウド会へのデータ連携を行えば、仕訳登録も自動化されます。新たに仕訳起票をすることなくデータが連携されますので、事務作業の負担軽減に役立ちます。

小栗の経営視点のアドバイス

マネーフォワードクラウド給与は、導入時の設定がシンプルでわかりやすいのが魅力です。経験の浅い給与担当者であっても、比較的簡単に設定が完了できるのではないでしょうか。

給与計算ソフトの選び方

給与計算ソフトの選び方を一緒に見ていきましょう

給与計算は企業経営に欠かせない業務であり、その複雑さや手間が業務効率に影響を及ぼすことがあります。中小企業の経営者や人事・労務担当者のみなさまは、効率的な給与計算ソフトの導入をしたいと考えておられるでしょう。何より自社のニーズに合ったものを選ぶことが重要ですが、同業種や従業員規模の似た企業の導入事例などを参考にすることで、具体的な活用方法や成果を知ることができるでしょう。導入前に無料トライアル期間を活用し、実際の操作感を試すこともおすすめです。

自社のコストに見合ったソフトを選択する

給与計算ソフトを導入する際は、まずコストパフォーマンスに注目すべきです。給与計算ソフトのコストには、初期導入費用、月額利用料、追加機能の費用が含まれます。中小企業の多くは予算が限られているため、導入するメリットをコストと比較することが不可欠です。例えば、マネーフォワードクラウド給与は低コストでありながら高機能を備えており、多くの中小企業に人気です。また、導入初期に無料で試用できる期間を提供するソフトもあるため、その期間を有効活用して業務に適用可能かを確認することも良い方法です。

既存のシステムと連携できるか確認する

他のシステムと連携可能かどうかは、給与計算ソフトの選定に非常に重要です。給与計算ソフトが便利でも、既存の勤怠管理システムや人事管理システムとスムーズに情報共有できなければ、業務効率が低下し、手間やコストが増大する可能性があります。例えば、マネーフォワードクラウド給与は同じマネーフォワードのクラウドサービスと連携し、データの一元管理を実現します。また、API連携が提供されているソフトを選ぶことで、自社の異なるシステムとのカスタマイズ連携も可能となり、より柔軟な業務運用が実現します。

対応している帳簿や書類を確認する

給与計算には多岐にわたる帳簿や書類が必要ですが、導入を検討する際には、どのような帳簿や書類フォーマットに対応しているか確認することが重要です。特に年末調整や源泉徴収簿、社会保険関連書類など必須書類に対応しているかは慎重にチェックしましょう。さらに、紙ベースの書類だけでなく、電子申請にも対応しているソフトを選ぶことで、さらなる業務効率化を実現できます。

マネーフォワード クラウドの導入に必要な料金は?

マネーフォワード クラウドの導入に必要な料金について説明します。

費用対効果を考慮する際、具体的な料金に関する情報は非常に重要です。マネーフォワード クラウドの基本料金プランは月額数千円から始まり、企業の規模や機能の追加によって異なります。また、導入初期の設定サポートやトレーニングなども別途コストが発生する場合があります。しかし、給与計算にかかる時間と手間を大幅に削減できるため、投資対効果が高いと評価されています。

まとめ

マネーフォワードクラウド給与は、簡単な操作で正確な給与計算を行うだけでなく、法令対応や労働法改正にも迅速に対応しています。多くの企業で導入されている理由は、その豊富な機能と使いやすさにあります。社労士の中でも利用しているケースが多いソフトウェアです。

これから給与計算ソフトの導入を検討している企業、労務管理と併せてシステムの見直しを行いたい企業など、新規・改修含め給与計算ソフト選びに迷っている場合には、マネーフォワードクラウド給与も選択肢として検討してみることをおすすめします。とうかいでも、給与計算業務の支援を行なっていますので、ソフト選びもお気軽にご相談いただけます。

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