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とうかい見聞録 2018年

社会保険労務士法人とうかいが毎月発行しているNewsLetter「とうかい見聞録」のご紹介です。
ホームページ上で一部公開いたします。

代表 久野勝也

 

『2019年4月からの
有給休暇の強制付与』経営者は有給休暇をこう使え

 

2019年の4月から年10日以上有給休暇の権利がある従業員について、最低でも5日以上は有給休暇を与えることが義務付けられました。
有給休暇の消化日数が5日未満の従業員に対しては、企業側が有給休暇の日を指定して有給休暇を取得させる必要があります。マーケット的に見ても、大企業は法律となれば徹底的にやりますので、中小企業もやらなければ人が離れてしまうと思います。これからは有給休暇は取れて当たり前の時代が来ます。中小企業は社員が休んでも利益が出る会社にすることを早急に求められています。
弊社は有給の取得促進のために、年次有給休暇を「自己研鑽休暇」と名付けて年3日間連続で有給休暇を取ることができるようにしています。土日をくっつければ5連休が可能です。有給休暇は社員が身体を休めるためのものです。しかしわたしは敢えて「自己研鑽休暇」としました。社員にできれば休んで勉強してほしいからです。資格の試験、セミナーといった勉強から、美術館や海外旅行など感性を豊かにするものなど何でも構いません。ただ何か自分を高める時間に使ってほしいという思いです。
新卒の学生が就職先に困らない超売り手市場と言われる中で、新卒を大量に採用しながら、大企業は中堅、ベテランの社員のリストラをしています。やはり大変革期なのです。新しいことを取り込んで、時代の変化に対応して価値提供できない社員は会社に残せないという厳しい世の中で、従業員が自分の身を守るためには能力向上が必要になってきます。年次有給休暇の一部を能力への投資の時間に使って欲しい。自分と向き合う時間にしてほしいと思います。それが最終的に会社に依存することなく、自己選択して人生を送るために必要だと思うからです。

代表 久野勝也

 

働き方改革時代の
キーワード
『情報と経験』

2019年の4月から、年次有給休暇5日間は強制取得になります。経営者に2020年の4月からは、年間の残業時間に上限規制が入り、休みも増やさないといけないといういわゆる働き方改革関連法の話をすると、一定数の経営者は不快に感じるらしく、「正論ばかり言われても」となります。「あなたの会社だけは、このままで大丈夫です」と、事実とは異なることを言うことで気持ちよく・安心させるのは簡単ですが、今回ばかりはそうはいかないと思います。

わたしは、「会社は続けること」つまり「会社は生き残ること」が大切だと考えています。しかし、ただ単に続けても意味がないので、「その会社が生き残る価値がある会社なのか?」が同じくらい大切だと思っています。「働き方改革」は、日本が国として掲げた、経済の基本ルールとなりました。怖い話ですが、守れない会社は、これから人が集まらなくなり、やがて衰退します。働く人から、基本のルールも守れない働く価値のない会社と言われたら終わってしまうのです。その意味でこれからの経営者の仕事は、自社の生存価値の追及と言えるかもしれません

少し話は変わりますが、経営者に必要なものに情報と経験があると思います。経営者の仕事は決めることなので、意思決定において情報と経験は非常に重要になります。今回の働き方改革関連法の場合でも普段からしっかりと情報を整理している経営者は、「遂に来たね」といった反応になりますが、情報量が少ない経営者は「聞いたこともないことを突然言われても」と拒否反応を示します。この拒否反応をさらに助長するのは、過去の成功体験です。今までこれでうまくやってきたという、過去の成功体験から変化を拒否してしまいます。経営者に必要なものは情報と経験。それはこれからも変わりませんが、これからの時代、多くの情報を得ながら、過去の経験を活かしながらも、成功の経験を捨てる。そんな時代になっていきます。それができないと、これからの時代を生き抜くことは難しいと思います。

内定式&懇親会 

1019()来年4月に入社予定の新卒学生2名の内定式と懇親会を行いました内定者2名は今年とうかい逆求人フェスティバルという当社主催の採用イベントに参加してくれ、成長したい人が成長できる。そんな国に。という弊社の理念に共感してくれ応募から採用に至りました
内定式では、内定者ガイダンスとして社会人としての心構え、入社までにやっておいて欲しいことを説明し、自己成長のために入社までに読んでおいてほしい本のレポート提出、給与計算のテストなど様々な課題をお渡しました。今回の内定式と懇親会は、内定者や既存社員とのコミュニケーションの場を設けることで、モチベーションの維持や内定者に社会人としての自覚を持ってもらうことが目的です。

入社は就職活動のゴールではなく新たなスタートです。常に成長・勉強する気持ちを忘れずに取り組んでくれることを期待しています。新たなメンバーとともに、とうかいはより一層、企業の成長支援に取り組んで参りますので、これからもご支援の程宜しくお願い致します!

代表 久野勝也

 

社会性・教育性・
収益性の追求

松下幸之助が経営で一番大切なことは「儲けること」だと言っています。しかし、その儲け方については、「企業は社会の公器であるから、企業が成長することで、社会がより良くなるものでなくてはならない」と社会性が大事だと言っています。

ここにきて、中小企業でも社会性や教育性の大切さが、あらためて見直されていると感じます。「社会性や教育性の高い企業に、お客様も、社員も集まってくる」ということを実感されているのだと思います。

人材採用の面から考えてみます。例えば、良い病院を創ろうと考えた場合、良い医師・良い看護師が必要ですが、誰でもできるような医療を提供しているだけの病院に良い医師が来てくれるでしょうか?

きっと来ないと思います。すると人材のレベルはどんどん落ちていきます。そして、医療やサービスのレベルもどんどん落ちていきます。良い病院を創りたいなら、レベルの高い医療を志さないといけないのです。患者の場合も同じです。レベルの高い医療を志している病院を選ぶのです。

現在、収益性だけを追求する企業の採用は非常に厳しいです。社長が私腹を肥やしたいだけの会社は論外です。求人募集の方法を工夫すれば、一旦は採用できるかもしれません。ですが、入社して数か月経って「儲かっているけど、自分自身の成長が感じられない」「儲かっているが、人のためになっていない」と感じたらすぐに退職を決意します。

これは何も日本人が稼ぐことに興味がなくなったのではありません。価値観の質が上がったと考えるべきです。働き方は「ギラギラ」から「キラキラ」へ。自分が成長出来て、社会に貢献できる企業、つまり「キラキラ」「活き活き」と働くことのできる企業に惹かれる時代になったのです。

ミンワのワ 
とうかいウェブマガジンのご紹介 http://minwanowa.com/

これからの時代、企業と社員の関係性は一層多様になっていくと考えられています。出口の見えない人手不足、急速なデジタルシフト、働き方改革・労働規制など、時代は大きな転換期を迎えています。そんな大きな転換期にとうかいが考えるのが新しい経営スタイルがミンワ経営です。自分たちの会社を会社足らしめているものをひとつの土地に根ざし語り継がれている民話のようなものと考え、丹念に掘り越して物語化し、経営の軸に置くことで、人材採用や育成、組織づくり、さらには顧客との関係づくりを行っていきます。「ミンワのワ」とは、企業それぞれに根差したミンワブックとミンワ経営のためのヒントを紹介するウェブマガジン。ミンワをまんなかに人の輪と和が自然にできあがっていく新しい経営のスタイルをいっしょにつくりあげていきませんか。

代表 久野勝也

 

人が集まる会社に変えるという覚悟を持つ!

 

空前の採用難と言われていますがこの状況は間違いなく今後も続きます。働く人も仕事を自由に選ぶことができるので、魅力がない会社には人が来ないというのが、今の採用の現状です。

経営者と採用の話をしていると、経営者は応募者に対して、「会社がこれからどうなるか。」「会社をどうしたいか?」「社会に対して会社がどんな役に立っているのか。」といった夢を語らないといけないのに、未だに「力のあるやつにはいくらでも金を払う。」などと言って、私は、お金払いの良い経営者だ。と喜んでいる経営者がいます。今の時代、やってもらったことに対してお金を払うのは当たり前の時代です。今は、「金銭的な報酬を支払ったうえで、どうモチベーションを高めるか、どんな非金銭的報酬が提供できるか」を考える時代なのです。「社員に投資したいが、お金がない」という社長が、社長室、車、自宅にお金をかけているのを見ますが、社員はそういったことをとても冷ややかに見ています。今は、社長室よりも社員の机のほうが快適でないといけないし、会社がお金を出して、社員が成長する、学ぶ場所を提供しないといけません。この人材観を理解できていなければ、その経営者の会社には人が集まってこないでしょう。

何が言いたいかというと、採用がうまくいっていない会社の共通点を遠慮なく言わせてもらえば、経営者の人材観が時代についていっていません。「最近の若者は・・」とか、「今の日本人は・・」という、経営者の若者に向けられる愚痴は、確かに飲み屋の席ではストレス発散になりますが、この人材観は会社を潰す考え方です。

採用がうまくいっていない会社は、会社が求職者を『採用してあげている』という考え方から、求職者から会社を『選んでもらう』という考えに完全に変わったことを認識し、経営者が『人が集まる会社に変える』という覚悟を持って、改革をする決意をすることから始めないといけないのです。

 

スタッフご挨拶

はじめまして。36歳で新入社員の中村征志と申します。
今回が2度目の転職となり、前々職は現職同様社労士事務所で4年間勤務し、個人として行政書士事務所も開設させて頂いておりました。直近前職では、東京都内のITベンチャー企業で管理・内部統制を担当しておりましたが、この度、ありがたいお誘いを受け多治見にまいりました。
とうかいでは、これまでの経験を糧に労務相談・就業規則・助成金業務等を担当させて頂きます。
出身は鹿児島なのですが、物心つくころには千葉に転居し、以来先月までずっと千葉に本拠を構えておりました。今回初の東海地方上陸となり、多少暑さにおびえていたのですが、転居して2週間、もう慣れたように思います。趣味は読書(時代小説が好きです)・料理・飲酒・ビリヤード・ダーツ・花火見学その他諸々と下手の横好きを地でいっています。会社の中の人を経験したことで、業務にお
ける視野も広がったように思っています。何かあってもなくてもお気軽にお声掛けいただけますと幸いです。

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