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セミナーブログ(1)

2015.05.15 セミナーブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也

安全大会で講師をしました!!

5月8日金曜日セラトピア土岐で、弊社関与先の舘林建設様の安全大会で講師をさせていただきました。

舘林建設様の関係企業の舘睦会の会員の方も参加されて、55名の参加でした。

会場はとてもアットホームで、舘林建設様と関係している会社との良い関係を感じました。

もともと舘林建設様とのお仕事がはじまったのはこんなふうだったと思います。

舘林建設様の営業部長の舘林さんが高校の野球部の先輩です。

高校以来一度も会っていませんでしたが、わたしが独立したのを聞いて声をかけていただきました。

今でも先輩には頭が上がりませんね(笑)

部活の関係は不思議です。

いい意味です!

何年経っても変わることはありません。

そして、ご縁に本当に感謝です!

さて テーマは「コミュニケーション力の磨き方」です。

内容はソーシャルスタイル理論を使って、どのように人と関係を気づくかというものです。

ソーシャルスタイル理論??

例えば、あなたが車のディーラーでお客様に車を売る時に、お客様にどういったアプローチをしますか?

こちらから積極的に話しかける、いやとにかく話を聞く、まずは雑談をする、いきなり商品説明をする。

といった具合にいろいろあると思います。

お客さんを簡単に見た目で4つのタイプに分けます。

タイプA エクスプレッシブ

タイプB エミアブル

タイプC アナリティカル

タイプD ドライビング

そして、そのタイプ別に営業や販売のアプローチを考えるということをやります。

例えば、このソーシャルスタイル理論によって、お客さんをアナリティカルなタイプだと判断したとします。

訓練したら、5分ほどでその人がどのタイプかを仮定することができるようになります。)

このアナリティカルなタイプは、形式や理論を重視して物を買う傾向にあります。

そうした場合に、営業マンや販売員は、車の販売であれば数値根拠や機能面などを論理的に説明する必要があります。

この手のタイプには、感情的に訴えてもなかなか買いません。

逆に当初の分類でエクスプレッシブなタイプだと思えば、商品説明も大切ですが、営業マン、販売員の人柄や熱意を売っていく必要があります。

この理論を、上司部下、同僚との関係や、取引先、お客様に応用するといったことをやりました。

これをすると嫌な上司や苦手ば部下がいなくなります。

理論的には。

『久野流ソーシャルスタイル理論』・・前職の松坂屋の時代に、本を読んで勉強したものを、自分流にアレンジしました。

人数が多くて、久々に緊張しました。

貴重な機会をいただいた舘林建設様に感謝です。

ありがとうございました。

2015.03.17 セミナーブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也

事例から学ぶ損害保険

3月6日金曜日、PAL研究会の朝食会セミナーはオネスト保険サービス株式会社の小栗孝一社長の『事例から学ぶ損害保険』でした。

「社長の自動車保険は法人で加入すべきか、個人で加入すべきか」や「火災保険の裏話」話を聞きました。

損害保険にしても、生命保険にしても本当に難しいです。

話は変わりますが、多くの人が保険のことを理解しないで、保険に加入しています。

生命保険に入るのに、定期保険と終身保険と養老保険も分からず保険に加入する。

もらった時にこんなはずじゃなかったと気づく。

何も保険に限ったことではありません。

前職の時に、企業年金の一部が確定拠出年金に移行する説明会があった時、多くの人が資料も読んでこずに参加していました。

そして、制度が変わった後に必ず文句を言うのです。会社は退職金をうまいこと下げたと・・

これは誰が悪いのでしょうか?

少し難しそうなことがあると、情報を遮断し、勉強をしようとしない。

これは誰が悪いのでしょうか?

たぶんすべて自分が悪いのです。

退職金の会社説明会で反対しなかったのも、保険の契約書に印鑑を押したのも自分だからです。

中小企業の経営者であれば、経営だけでなく、保険、労働法、民法などいろいろなことを勉強する必要があります。

研究科のようになってはいけませんが、少なくとも基本くらいは勉強すべきです。

論語の中に『君子は諸(こ)れを己(おのれ)に求め、小人は諸(こ)れを人に求む』とあります。

「君子は自分の身に起きた全ての出来事に対して謙虚に受け止め自分自身に責任を求め反省をする。しかし、小人は他人の命によって行動し、失敗すれば他人のせいにして反省をしない。」

つまり、何か会社で問題が起こった時に、三流は責任を他人や環境に求め、一流は責任を自分の中に求めます。

経営判断の誤りは、やはり経営者自身の不勉強から起きることが多いのです。

だから経営者は勉強しないといけないと思いました。

最近、読書の月間目標を達成できていないので、しっかりと読もうと決意した日になりました。

2015.03.13 セミナーブログ

サークルのような会社?部活のような会社?

3月5日木曜日にソフトピアジャパンで師匠の曽根先生と第2回の人事労務塾をやりました。

前半の講義をわたしが行い、後半は曽根先生が話をします。

今回のテーマは人事異動です。

組織を活性化するために人事異動が必要ですということを話しました。

中小企業の経営者で、良くうちの会社では無理だといいますが、それは間違いです。

やれないからやらなくて良いという問題ではなく、やらないと行けないのです。

例えば、今までやっていた仕事とは別のことをやらせます。

人事異動とまでは言わないまでも、新しい仕事をさせてみることが大切です。

いろいろな狙いがありますが、仕事を変えたことで、実はその仕事に向いていて劇的に成果をあげるかもしれないからです。

優秀な経営者は、社員にいろいろな仕事をさせて、その人材の適正を見極めて一番成果を上げる仕事をさせて、強い組織を作るのです。

適材適所といいますが、入社からずっと同じような仕事をさせている経営者は、適材適所という言葉からほど遠い人事をしているのです。

さて、話は変わりますが、後半の師匠の話です。

最近聞いた多くのセミナーの中で一番素晴らしいというか、感動しました。

『組織とは目標を設定して、目標に向かっていく集団だ』という言葉にはじまり、グレートカンパニーになるための条件は、働いている社員が、経営者が決めた目標のために本気で血を流せる人、血を流すまでは言いすぎかもしれませんが、目標を達成するために知恵を絞れる人、本気になれる人をどう作るかが大切だというお話をされました。

馴れ合いの仲良し集団ではなく、本気で目標に向かって戦える集団です。

会社が、本気で目標に向かっていく集団であれば馴れ合いもいらないと言っていました。

そうなんです。

同じ目標を持つ仲間なのですから時に厳しいことも言い合ったり、切磋琢磨していきます。

甲子園を目指す部活のような組織です。

だから、お互いのことを尊敬し、心からこのチームで良かったと思う社員がいる組織を作れるのです。

反対に、目標が曖昧で、目標にこだわらない、目標がない会社のスローガンは、和をもって貴しです。

人に厳しくする理由がないので、ただ人間関係が良くなるように快適に働けるように、そんなことばかり考える組織なのです。

これはサークル活動だと言っていました。

人間関係が少し悪くなると、目標や志がないので簡単に会社をやめてしまうのです。

グレートカンパニーの条件は、やはりいかに社員とビジョンを共有できるかです。

社員とどうビジョンを共有するか?、新しく採用する社員とどうビジョン共有するか?

それを考えることが経営者の仕事なんだということを曽根先生の講義で学びました。

第3回が本当に楽しみです。

わたしが言うのもなんですが、このセミナーはすごいセミナーだと思います。

2015.02.13 セミナーブログ

高校で講演をしました!!

1月30日に土岐市の東濃フロンティア高校で講演をしてきました。

これから就職する学生向けに『働くとは?』といったテーマで講演しました。

大したキャリアもないのに、高校生の前で偉そうに話をしてしまいました。

セミナーでは冷静に話ができるのですが、講演になるといつも熱くなりすぎてしまい途中から熱弁してしまいます。

『情熱・熱意・執念!』、『知的ハードワーキング!』

みたいなことを言ってしまいました。

たぶん、今の若い人には響かないかもしれませんが、それでも良いと思っています。

やはり、情熱や執念なしで良い仕事はできないと思うし、入社したころは知的ハードワーキング(考えてハードに働く)なしに仕事ができるようにならないと思うからです。

たぶん、2年連続で講演依頼を受けているので、こんな内容で大丈夫だと思っています。たぶん・・

高校生の前で話すのは、セミナーで経営者を前に話すより緊張します。

その中で話をした一つを紹介します。

わたしはサラリーマンのころ、よくどうしたら出世できるのだろうと考えていました。

当時は本気で社長になりたいと思っていたからです。

だから、どういう人が、上司から評価されるのだろうと研究をしていました。

社長になるには、出世しないといけませんので・・

上司から評価されるポイント、つまり仕事ができると言われる人のポイントがなんとなく分かりました。

そのことを高校生に話しました。

いろいろありますが、一つは間違いなく行動力です。

残りはそのうちブログに書きますね。

行動力、つまり仕事をこなす速さです。

様々な上司と仕事をしましたが、 『仕事が速い』ことを『仕事が出来る』といっている人が多いのです。

この仕事の速さにもいろいろありますが、

1つ目は、仕事に取り組むまでの速さ

2つ目は、仕事そのものの速さ

3つ目は、仕事を覚えるまでの速さです。

反対に『仕事が遅い』は『出来ない』と言われているに等しいのです。

スピードこそが『仕事ができる』と言われる一番の近道ですと伝えました。

特に取り組むまでのスピードを速くする、これは新人でもできるはずです。

そんなことを熱く語りました。

少しでも自分の実体験が、高校生の未来に役に立てば嬉しいです。

貴重な機会をいただいた高校の関係者の皆様、そして一生懸命聞いてくれた生徒さんに感謝です。

ありがとうございました。

2014.12.26 セミナーブログ

中期経営計画立案セミナー「将軍の日」

12月17日水曜日に、弊社社員の石黒とSMCグループさんの主催の中期経営計画立案セミナー「将軍の日」に参加しました。

このセミナーは、10:00から18:00まで8時間かけて5か年計画を立てるセミナーです。

開業時から参加させていただいていて、今回で4回目です。

師匠であり、顧問会計士の曽根先生に指導をいただきながら、5か年計画を立てました。

中小企業の経営者で、計画も立てずに経営をしている人がいますが、本当にびっくりします。

それは、計画を立てるから、その目標と現実とのギャップを埋めるために人を採用したり、経費を使うことができると思うからです。

経営者で、計画なんて立てても無駄と言いますが、計画があるからそのズレが分かるのであって、計画なくして会社が成長したとしたら、それはたまたまだと思うのです。

また、計画のない会社で働く社員は本当に不幸だと思います。まるで行先のない船に乗っているような、そんな感じです。生きたここちがしないように思います。

さて、実際の計画ですがとてもワクワクするものができました。

5年後に岐阜県で売上が一番の社会保険労務士事務所になっています。

曽根先生と作る計画はとても楽しいです。一切、否定的な言葉はありません。困難な目標も達成できると思えるのです。

来年は大きく成長する計画を立てました。この計画を26日金曜日に曽根先生と4時間かけて月間の計画まで落とし込んでいきます。

来年の計画を達成するためには、大きくやり方を変えなくてはいけません。

創業以来の大改革になりますが、とても楽しみです。

ダーウィンは次のように言っています。

『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である』

そして、私は変化することが大好きです。

2014.12.08 セミナーブログ

認知症の親が他人に危害を加えた時、あなたはどうする?

12月5日のPAL研究会の朝食会のセミナーテーマは医療法人ブレイン(土岐内科クリニック)の認知症専門医、長谷川嘉哉先生の「認知症の親が他人に危害を加えた時、あなたはどうする?」でした。

まずはじめに思ったことは、長谷川先生のセミナーがとても分かりやすいことです。話す内容、話すスピード、話し方、テーマの伝え方などどれをとってもPALのメンバーの中でも一番だと思います。先生のやり方をいろいろ盗みたいと思いました。また先生は、経営者としても、とんでもない知識の量と行動力を持っている方です。長谷川先生のポッドキャストとブログは経営の勉強におすすめです。

今回のセミナーのテーマは超高齢社会では切り離すことのできない認知症のテーマです。

現在、早期の認知症も含めてお年寄りの7人に2人が認知症だそうです。

セミナーでは次の3点が印象に残りました。

1つ目は、認知症は【第一段階】早期認知症、【第二段階】中核症状、【第三段階】周辺症状の三段階があること。

そして【第一段階】早期認知症の段階で治療をすれば治る可能性がかなり高いそうです。

2つ目は、身内や自分が認知症になった場合に大切なのはお金!

認知症が第三段階の周辺症状まで進行した場合、すべてを家族だけで面倒を見ることは、ほぼ不可能だそうです。もちろん、そのために国の介護保険制度を使うのですが、現実的に身内が認知症の場合、認知症患者1人あたりの年金等の収入が月額20万円程度ないと苦しく、2人なら30万は必要だそうです。ここで考えなくてはいけないのは、厚生年金に加入していない人です。国民年金だけでは、65歳以降、たったの月額60,000円程度しかもらえません。国民年金のみの受給で重度の認知症の場合、最悪のケースだそうです。

3つ目は、認知症で社会問題が多発することです。

認知症で車を運転しているドライバーが700万人もいて、高速道路の逆走は認知症ドライバーのケースが多いそうです。逆走のドライバーは追い越し車線を逆走する(左に寄る習性がある)そうなので、かならず走行車線側(左側)によけないといけないそうです。こんな社会問題がこれからもっと起きてきます。家族が加害者になることも、自分や家族が被害者になることもあるのです。大きな問題だと思います。

このセミナーを通じて、長谷川先生のセミナーのやり方と認知症について知ることができ大変有意義でした。

2014.12.03 セミナーブログ

コアランチェスター戦略

11月21日金曜日朝6時30分からPAL朝食会のセミナーでマルイ不動産の小原社長によるコアランチェスター戦略を受けました。

今回のセミナーで学んだことは、『やらないことを決める』ことです。

前回『やらないことを決める』というブログを書いたのもこのセミナーで刺激を受けたからです。

コアランチャスターは、小原社長によるランチャスター戦略という意味です。

小原社長は本も出版していて、書籍『コアラ社長の経営戦略』は開業前に何度も読んで参考にさせていただきました。

小原社長は尊敬する経営者の一人です。開業時からいろんなアドバイスをもらっています。経営している不動産会社は地元で圧倒的なシャアを誇っています。

そして、さらにすごいのは昔からアメリカで仕事をすると決めていて、現在、実際にマイアミに不動産会社を作って大活躍されています。

繰り返しになりますが、今回のセミナーで学んだことは、『やらない事を決める』です。

市場で弱者が強者に勝つには、強者が力をいれづらいこと、いれていないことに時間を注ぐことです。

具体的に小原社長のセミナーで教えてもらったことは、例えば、ダイレクトメールを送るにしても単に多治見全域に送るのではなく、多治見の中でもさらに地域を絞って、多治見全域に3か月1回送っていたダイレクトメールを、絞った地域に2週間に1回ダイレクトメールを送るということです。

2週間に1回来るダイレクトメールは、3か月に1回来るダイレクトメールよりはるかにインパクトがあります。

多治見全域にダイレクトメールをだすのと同じ金額を使って、地域を絞って2週間に1回送れば、全然違う結果がでます。大企業や、市場の強者は多くの資金力を投入して、定期的にDMを送ってくる。これに勝つには地域を絞ることです。局地戦にすることで、自分より強い会社に勝つことができるのです。

今回のセミナーで、やはり何に力を注ぐか決めることが大切だと思いました。やらないことを決めて、その時間を徹底的にやると決めたことに注ぐ。そのやると決めたことは、徹底的にライバル会社以上のことをする。これが大切なんだと思います。

これを機会に、来年の自社の戦略と戦術を見直したいと思います。

2014.11.21 セミナーブログ

百年企業を作るための就業規則セミナー

11月14日金曜日に多治見市産業文化センターで、弊社主催の「百年企業を作るための就業規則セミナー」を開催しました。講師はわたくしです。

なぜ百年企業というテーマにしたかというと、やはり企業は長く続けることが大切だからです。

師匠の曽根先生の著書「自分の会社を100年続く企業に変える法」の影響も強く受けています。100年企業を作るには必ず3回の世代交代が必要です。自分が死んでも会社は続いていく。とてもロマンがあります。

就業規則をなぜ作るのでしょうか?

いろいろありますが、一番は会社を守るためではないでしょうか?

業務拡大傾向の会社で、どんどん投資して、売上を拡大しているところに、ある日突然、社員から残業代を請求されたらどうなりますか?

しかも社員全員から。

こんな会社を私は見たことがあります。

ちょうど、戦国時代でいえば、武将が敵に向かって「行けー!!」といったら、後ろから自軍の兵に、自分の首を落とされるような・・

就業規則の作成を通じて、こういったリスクを見直していくことが、就業規則作成の本当の意味です。

いつもセミナーで話すことがあります。

それは、労務の問題で経営者の判断ミスで会社が潰れるとすると大きく3つのパターンしないということです。

この3つのパターン分かりますか?

究極、この3つのパターンが起きないようにしておけば良いのです。

興味がある方は、セミナーに参加してください。

来年は年間14回セミナーを行います。

また詳細はご案内します。

2014.11.12 セミナーブログ

プルデンシャル生命のNO1から学んだこと

11月7日金曜日、PAL研究会の朝食会でプルデンシャル生命のNO1営業マンの中原さんと竹雅さんの「見込み客発見」セミナーを受けました。

左が竹雅さん、右が中原さんです。竹政さんはなんと東大卒です。中原さんは、雑誌のプレジデントにも取り上げられる有名人です。

プルデンシャルという組織は、まさに営業の猛者があつまる会社で、社員数は3,200名。しかしながら10年後に残るのは10%だそうです。

毎年410人採用して、400人くらい辞めていくそんな会社です。

辞めていく理由は、継続してお客さんを取り続けることができないからです。

中原さんと竹雅さんは、10年後に残る10%の人材です。

セミナーの内容は10年後に残れる人と残れない人の差は何かという内容でした。

次の2つが大切だとおっしゃっていました。

1つ目はコミュニケーション力

保険は、話を聞いてもらえば売るのは難しくないそうです。しかしながら、継続的に売り続けるにはお客さんから紹介をもらわないといけません。

そのためには、お客さんに良い話を聞いたと”感動”してもらうことが大切だそうです。そのために入社して2年間、毎日、お客さんにどうしたら喜んでもらうかを突き詰めるために仕事が終わった後にロールプレイをやり続けたそうです。コミュニケーション力は、突き詰めて特訓すれば格段に向上するそうです。

2つ目は人間力

入社して3年目の時に、当時、日本一だった先輩にどうしたら日本一になれるかと聞きにいったら、次のように言われたそうです。「スキルを磨くのはプロとして当然で、人としての魅力を高めることが大切だ」「おまえは、仕事はしっかりやっているかもしれない。でも普段の生活はどうなんだ。お客さんは仕事を通じてお前の普段の生活も見ている」「普段のレベルが高ければお客さんの前で頑張る必要もないだろ」と。

そのことを聞いて、気持ちの良い挨拶をするなど、小学校の先生が生徒に言うようなことをとにかく徹底してやるようにしたそうです。

「30年暗い挨拶をし続けた人と、30年明るい挨拶をし続けた人、挨拶が人生を変える」その言葉が印象的でした。とても素晴らしいセミナーを聞けてよかったです。

当日、朝6:00、ホテルにお二人を迎えに行ったのですが、約束の10分ほど前にもうロビーにいらっしゃいました。やはり一流は違います。

2014.11.07 セミナーブログ

念ずれば現ずる

10月30日木曜日に、社員の石黒と総合労務経営センター(社会保険労務士事務所)の田中克己先生の勉強会に参加しました。

田中先生とは船井総研の勉強会でお会いして以来、無理無理お願いして、事務所見学に行かせていただいたりしております。

田中先生は、開業から7年で顧問先が約300件です。多い時には年間100件増やしています。

田中先生のすごいところは、顧問先を増やすのを人脈等に頼らず仕組みで行っているところです。社員を組織化し、組織で顧客を取ってくるこの仕組みが強烈にすごいと感じています。

入って3か月の新人も新規の顧客を取ってくるそうです。それは、やはり社員を教育していくしくみと顧客を取ってくるしくみがあるからできることです。とにかく、この1年間は田中先生のところのしくみを徹底的に学んで実践しようと思います。

田中先生の座右の銘は「念ずれば、現ずる」です。立てた計画が達成できないのも、受けた試験が受からないのも、大抵の場合は思いが足りないと言っていました。

田中先生は、60歳で起業して、現在67歳です。とてつもないエネルギーを感じられます。

心技体と言いますが、やはり心が一番大切なのだと思います。

「心は年をとらない!」(ロッキー・ザ・ファイナル)とあのロッキーも言っています。

人は、情熱のある人に魅力を感じるのだと改めて感じました。年齢は関係ないのだと思います。

2014.10.29 セミナーブログ

選ばれる理由

今日もスタッフをしているPAL研究会の話です。

10月17日金曜日PAL BASICでQualia Global Management株式会社の渡邉拓久氏による「できる経営者はやっている実践3ヶ条」でした。

渡邉さんは経営コンサルタントをしていて、特に物の売り方、見せ方といったプロモーション戦略に定評があります。

そして話がうまく、ぐっと引き込まれます。

中小企業(資本金1億円以下法人)の数は約250万件です。

全体の98.4%が中小企業です。

そして、ほとんどの中小企業の倒産の引き金になるのは、販売不振です。

全体の66%です。

そうです。当然ですがやはり経営は売りが大切なのです。

今回のセミナーで印象に残ったことは、中小企業は商品を伝えることに時間をかけない、下手だということです。

なぜ商品、サービスを伝える必要があるのか?

その伝え方を工夫する必要があるのか?

それは中小企業の経営者の多くが、良い商品、製品を作れば商品が売れると思っているからです。

でも実際は、自社の社員、既存の取引先つまり当事者、関係者以外は、どのような商品、サービスを提供しているか、どこにこだわっているのか、何がすごいのか、他の会社の商品と何が違うのか、実はほとんど分からない。

だから、中小企業は自社の商品を新規の顧客に売るのが強烈に下手なのだと思う。

もっぱら下請けをしているとさらにその傾向は顕著となる。

私の会社の商品はどうだろうか?

他の社会保険労務士事務所と違う。確かに違うと思う。

でもそれが顧客に見えない。見せるツールもなければ、見せる言葉も、キャッチコピーもない。

つまり、自分のこだわりは一切顧客には伝わっていないのだと思う。

顧客から選ばれる理由がない。

渡邉さんは、「ぐっとくる」という言葉で表現していましたが、自社の商品をぐっとくるような言葉で表現できるか、見せ方ができるか、売り方ができるか、それを本気で考えなくてはいけない。

世の中に物があふれている、良いものを作れば売れる時代から、良いものを作るのは当然、いかに売るのかが大切な時代。

それは既にずっと前から来ているのに、案外、中小企業の経営者でそれに気づいていない人が多い。

わたくしも含めて。

渡邉さんありがとうございました。

必ずセミナーで教えてもらったことを実践します。

2014.10.24 セミナーブログ

生意気な後輩と就業規則

このところスタッフをしているPAL研究会のネタばかりですが、最後までよろしくお願いします。

10月3日の朝食会は、水野将也弁護士の「会社のルール 就業規則の重要性」でした。

水野弁護士は、大学時代、労働法を専攻していたこともあり、労働法のプロフェッショナルです。

少し水野弁護士の紹介をします。

本名 水野将也(みずのまさや)

なんとわたしと同じ名前です。

私は勝也と書いて「まさや」と読みます。

そして高校の後輩です。

しかも弁護士になったストーリーが素敵です。

水野さんは大学4年生の時に大手金融機関に内定が決まっていました。

しかし、そのころに「地方の弁護士不足」の講演を聞いて、生まれ育った多治見で弁護士業をやることを志すようになりました。

なんと大手金融機関の内定を断って法科大学院にいって弁護士になり、名古屋の弁護士事務所に勤務した後に多治見で独立をしました。

後輩として、

正直

生意気すぎます。

かっこよすぎます。

私の人間が小さいですね(笑)

セミナーは大変、説得力のある話で非常に勉強になりました。

セミナーで、特に印象に残ったのは「就業規則の見直しは設備の見直しと同じ、設備投資にはお金を使うのに、中小企業の経営者は、就業規則にお金をかけない。しかし、設備と同様に就業規則にも、お金をかけて定期的に見直しをすべき」という言葉です。

わたくしも同感です。

過去、就業規則がない、もしくはいい加減なために起きた数多くの無用なトラブルを見てきました。

その結果、経営者自身が監督署に出向いたり、担当者が書類を作成したり、社員の士気が下がったりと見えない損失をこうむっています。

中小企業の経営者は甘く見ていると思うんです。

就業規則がない、就業規則が整備されていないために労務トラブルが起こり、それを解決する時の、社員の動いた時間や社員のモチベーションにかかる損失を。

そして就業規則をしっかりしておくことは、本来に業務に注力する時間を作ることだと思います。

財務を一生懸命勉強して、労務を勉強しない経営者は、戦場で言えば腕の立つ剣士が、鎧をまとっていない、相手の刀がかすったら致命傷を負ってしまう。

そんな状態だと思うのです。

だからこそ就業規則は、作るのは当たり前、そして、労働関連の法律は頻繁に変わりるので、年に最低1回は見直す必要があるのです。

優秀な会社は例外なくやっています。

しばらく就業規則を見直していない経営者の方、絶対に見直した方が良いですよ。

あ、いいセミナーがあります。

11月14日金曜日に多治見市産業文化センターで行われる就業規則のセミナーです!

講師はわたしです。

2014.09.29 セミナーブログ

PAL BASIC 朝食会

今日のブログは辛口です。

9月19日金曜日朝6時半からスタッフをしているPAL研究会のBASIC朝食会がありました。

今年の4月から、15年以上やってきた朝食会とは別に、若い経営者、創業間もない経営者を集めて、BASIC朝食会というのをやっています。

今回は6回目でアイソーシャル株式会社の中川社長の無料で業務効率を上げるクラウドサービスでした。

内容はdropbox、Evernoteといった以前中川社長に教えてもらったクラウドサービスが中心で復習になりました。

すこし運営サイドの話をしますが、現在このBASIC朝食会のスタッフを8人でやっています。セミナーが本当に参加者のためになっているかを毎月の早朝会議で確認してから、みなさんの前に披露しています。

参加者全員を満足させることは難しいですが、常にベストを尽くしていきたいと思います。

仕事に限らずなんでもそうですが、本番のパフォーマンスの良し悪しは”準備”がすべてです。

当然ですが、その準備を怠らないようにやっていくことを今後も続けていきたいと思います。

PAL研究会はNPO法人という位置付なので、営利ではないからといって継続していくうちにどこか気持ちが緩んでいってしまうように思うのです!

だからこそ、良いセミナーを継続できるしくみを考えないといけません!

そしてもう一つ、言いたいことを言います。今日は言います。

このセミナーに前日までに参加するという表明をしながら当日、何の連絡もなく休む人がいます。

これから経営者になる人や、今すでに経営者の人が、参加すると言いながら電話もせず来ない。そんな人が今回10人もいました。

辛口ですが、僕だったらそんな経営者の下で働きたくないです。

そんな経営者に人生を預けられないのです。

そんな経営者は絶対に良い人材が採れないのです。

2014.09.22 セミナーブログ

会計事務所甲子園

第1回の全国大会の画像です。ネットから

9月12日金曜日に会計事務所甲子園の名古屋の地方大会といのに行ってきました。

会計事務所と社労士事務所はビジネスモデルが似ていることもあり参考になると思ったことと、会計事務所甲子園をするというビジネスモデルにも興味がありました。

簡単にいうと、会計事務所が普段の取り組みについてプレゼンをして、審査をするというものなんですが非常に面白かったです。

みんなで決勝の舞台を目指して、一体となって取り組むことが、組織の一体感を高め、モチベーションを高めるのだと思います。

3社の会計事務所の取り組みのプレゼンを見ましたが、次のことが印象に残りました。

中京会計さん・・プレゼンのほとんどを新卒の入社2年くらいの社員がやっていました。

10人未満の事務所ですが、やはり新卒にこだわって採用しているところがすごいなと思います。

うちの事務所も新卒を採ろうと決意しました。

ASK税理士法人さん・・教育に強烈に力を入れているそうです。

1人の社員に、1年間、教育マニュアルを作ることだけをさせて作ったそうです。

そのこだわりはすごいと思います。教育はそれくらいこだわってやらないといけないのです。

岩田総合会計事務所・・社員教育で、社員に社内勉強会の講師をさせて、その際のレジュメはお客さんに渡せる内容のものを作り、訪問時に活用するというのが面白かったです。

なるほどです。

また、最後に話した岩田総合会計事務所の社員の方のプレゼンが非常に良かったです。

まだ入社して1年経たない社員が、

3つの奇跡というテーマで、

1つ目の奇跡が岩田総合会計事務所に就職させてもらったこと

2つ目の奇跡が会計事務所未経験の自分に担当のお客さんを持たせてもらったこと

3つ目の奇跡がお客さんからありがとうをもらえたこと

という話をしていました。

社員が働けることを感謝して、お客さんからありがとうを貰って成長していくさまを、プレゼンという少し違うスタイルで感じる経営者は幸せなんだと思います。

社員から感謝される、社員を成長させられる、そんな経営者にならないといけません。

とても良い勉強になりました。

絶対に今後に活かします!

あっ、いかん、写真を撮り忘れました。

2014.09.12 セミナーブログ

強運会計士曽根先生のセミナー

わたくしがスタッフとしてお手伝いをさせていただいているPAL研究会は、毎月第1金曜日と第3金曜日の早朝6:30から、セミナーをしています。

9月5日金曜日はSMCグループの強運会計士の曽根先生の「中小企業のホールディングス化」でした。

曽根先生のセミナーはいつも過激です!

「貧乏人や土地や資産がない会社は基本的に関係ない」という一言からセミナーがスタートです。

先生のセミナーを何回も聞かせてもらって、いつもなるほどと思うことがあります。

中小企業の経営において、不動産に関係のない事業をやっていてかつ決算書の中に土地や建物があり、土地や建物から地代家賃が発生しない状態で少ししか黒字をだしていない経営者は能力がないということです。

その通りだと思います。

2代目、3代目の経営者に多く、先代から工場や建物等を引き継いだ人で、会社の土地や建物が当たり前のようにあると思っていて、地代家賃が発生していない、世間相場より安い。

本来なら地代家賃が発生するはずなのに、そういったことを認識せず経営をしている人は実際にいます。

そんなことは創業していたらあり得ないのです。

そのことから考えても、本業と不動産は別会社として、本業が不動産会社に世間相場の家賃を払うということは非常に大切です。

そして、その相場が払えないなら本業は成り立っていないのだと思います。

会社の土地をもっと高く借りてくれる人がいたら、その人に貸して、本業の事業は他の場所でやるくらいの覚悟が必要なのです。

だからこそ、本業と不動産を分ける必要があるのです。

この本業と不動産の分離にはもう一つのメリットがあります。

事業承継です。

高度経済成長、市場の拡大の時期は、3流経営者でも成果を出せていました。

しかし、今は違います。経営者の能力がなければ事業は成り立たなくなっています。

いざとなれば本業は同族でなく、優秀な人に任せて、不動産会社を同族に継がせるという方法もとれるのです。

もちろん中小企業が同族でない人に経営を任せるには、借り入れの問題、株の問題など様々なことがありますが、低成長で環境変化の大きな今の時代で経営をすることは簡単ではないのだと思います。

だからこそ、自分も考えて考えまくって、やってやってやり抜かなくてはいけません。

毎日が戦いなのです。

2014.08.18 セミナーブログ

スーパーブレイントレーニング

8月7日木曜日にSMCグループの曽根康正先生の「スーパーブレイントレーニング実現力トレーニング」のセミナーを受けました。

スーパーブレイントレーニングとは、簡単に言うと(久野解釈です。)

勉強、スポーツ、ビジネスなど、どの分野も行動の促進や抑制は脳が行っています。

それは、人は失敗や過去の経験から、自分のことを信じなくなっていくからです。

どの分野でも成功を手にするのはほんの一部の天才と呼ばれる人達ですが、天才と凡人の境目は、実は脳にはなく、人間の脳の仕組みは皆同じであり、10桁の自宅の電話番号を覚える事が出来れば誰の脳も天才の資質があります。

実は現実に能力の差が生じているのは、心理面(脳が何を考え、どう思うか)に原因があり、誰の脳でもこれをコントロールする方法を身につければ、驚異的な能力を発揮することが出来ます。

人間の脳は無意識のうちに環境を学習し、その環境の中で可能性の枠や常識をつくってしまいます。

『これ以上はムリだ』、『出来るはずがない』、『自分はここまでの人間だ』等。

又、過去の経験・体験などにより無意識のうちに数多くのデータを記憶してしまい、なにか行動を起こす時に、そのマイナスのデータが行動にブレーキをかけてしまいます。

それが能力の差となり、その積み重ねが天才と凡人の差となります。

スーパーブレイントレーニングによって、脳のブレーキを取り払い、目標を達成できる本来の脳にしていこうというものです。

今回のセミナーで特に印象に残ったことは、目標が実現しない理由は「目標と現実のズレを修正できていない」ことが目標が実現できない理由だと言うことです。

簡単に言うと、目標達成には、PDCAのサイクルが重要です。

ある大きな目標設定をしたとします。

ほとんどの場合、何をすべきか考え、計画し、実際に行動しなければ絶対に目標は達成できないのは当然ですが、実は大切なことは設定した目標に向けて行動してから、その計画の問題点を分析することです。

もしこの計画自体の問題点の分析をしないと、上手くいかなくなった時に、どうしてうまくいかなかったかが分からないので、自分には能力がないと、一気に感情がマイナスになり、最悪の場合「夢」や「目標」を諦めてしまう恐れがあります。

今回のスーパーブレイントレーニングでは、1年間、ブレインノートというノートに、長期の目標を達成するために、未来から逆算してこの1週間にやるべきことを記入し、それをさらに1日1日の目標に落とし込み、1日の最後にその目標に対して自身の行動がどうだったかを振り返るということをやっていきます。

そして1日の最後に、今日1日がどうだったかを反省し、次の日の目標を立てます。

その時に大切なことは、良い1日だった時は、改善することを考え、気を引き締める。

逆にうまくいかなかった時は、良かった点を探すことが大切だということです。

そうすることで、好調時には、足元をすくわれないように注意し、不調時には、プラス思考に戻してあげるということをやっていきます。

そして、寝る前は、必ず良いイメージで寝ることが大切です。

脳は寝てる間に、記憶を繰り返す傾向があるからです。

特に寝る前の10分間の記憶を繰り返すので、寝る前に嫌なことを考えると、朝まで何百と悪い記憶を繰り返してしまい、「自分はできない、ダメだ」と脳が思ってしまいます。

9月1日からこのノートを使い始めますが、継続します。

2014.08.15 セミナーブログ

世界一受けたいお金の授業

8月1日金曜日、朝6:30からのPAL研究会でビジョナリーパートナーの和仁達也先生の世界一受けたいお金の授業を受けました。

和仁先生にPAL研究会でお話をしていただくのは今回で2回目です。

和仁先生は書籍も多数出版されていて、特に「世界一受けたいお金の授業」と「脱ドンブリ経営」は何回も読みました。損益計算書をより活用するためには、STRAC表を理解して活用するのか一番だと思います。

前の晩、PAL研究会のメンバーと和仁先生と食事会をしました。コンサルタントとして和仁さんが選ばれる理由がよく分かる素晴らしいヒントをもらいました。

そしてとにかく非常に紳士です。柔らかい表情で、柔らかくお話をされます。

PAL研究会のメンバーとは対極(荒々しい人ばかりなので・・)です。本当に素敵な方です。

そして、実際のセミナーもいつものように、非常に分かりやすかったです。

書籍を何回も読んでいましたが、やはり百聞は一見に如かずです。アッと言う間の一時間でした。

和仁さんは、最近「コンサルタントの教科書」という本を出版されました。

もちろん早速読みました。また、本の感想もブログに書きたいと思います。

素晴らしいセミナーでした。和仁先生、ありがとうございました。

2014.08.13 セミナーブログ

中小企業が押さえておくべき銀行取引の基本ルール

7月29日に多治見市の産業文化センターでSMC 税理士法人様主催の「中小企業が押さえておくべき銀行取引の基本ルール」に参加しました。講師は一般社団法人銀行融資プランナー協会の代表理事田中英司先生です。

田中先生は自ら上場企業を作った経験もあり、ご自身の経営の体験と銀行取引を絡ませて巧みに話をされていたので引き込まれてしまいました。

このセミナーで特に3つのことが印象に残りました。

1つ目は銀行交渉はいかなる時も前向きに・・・「日傘」しかない。

2つ目は運転資金は毎年借り直す。

3つ目はお金は金利負担を気にせず、借りられるだけ借りる。

1つ目は銀行交渉はいかなる時も前向きに・・・「日傘」しかない。

よく銀行は晴れの日に傘を貸して、雨の日には傘を取り上げると言います。この晴れの日(会社が良い時)の傘は日傘だそうです。そして、雨の日(会社が悪い時)に当然、日傘は返せといいます。

それは銀行の基本的なビジネスモデルが、晴れの日(会社が良い時)にお金を貸して利息を稼ぐビジネスモデルだからです。

納得です。だから、後ろ向きな「経営が苦しいからお金を貸してくれ」は銀行には絶対に言ってはいけないのです。

そもそも「苦しい」は赤字補填です。そんな銀行取引はもとからありません。運転資金というしかないのです。

本当にお金がなくて苦しいときは、とにかく前向きに「昨日までの自分のやり方が悪かった」と言って、経営計画書を作って、しっかりと将来像を説明することが大切みたいです。

会社が悪くなると銀行が冷たくなったという経営者がいますが、よくよく考えれば当然です。そういうビジネスモデルなのです。もちろん伸びる会社を伸ばすのも仕事ですので、新規のビジネスやベンチャー企業にもお金を貸しますが、やはり返してもらわないといけないのが大前提です。

だから、会社が調子が良い時に、借りられるだけ借りる必要があるのだそうです。

2つ目は運転資金は毎年借り直す。

中小企業の借入れは、返済をしていくと、財務キャッシュ(借入れなど金融調達した資金)フローはマイナスになっていきます。そのため、営業で稼いだお金でそのマイナスを補てんできなければ、手元の資金が、すこしづつ減ることになるので、その減ることを見越して、1年に1回定期的に返済分以上の融資を受けることが必要だそうです。

なるほどです。特に急激に売上が伸びている会社は、運転資金が足りなくなる可能性が高いので、銀行取引をするうえで大切です。これは弊社も実行しようと思います。

3つ目はお金は金利負担を気にせず、借りられるだけ借りる。

「資金のダム」を作ってくださいと言っていました。

悪くなった時に銀行が貸してくれる会社が真の「優良企業」だそうです。

繰り返しになりますが、ほとんどの会社は業績が悪くなれば、お金を借りられなくなります。

資金を借りすぎてリスクがあるのは、余分な金利を払うことくらいで、いざお金がない時に借りられなくなるリスクとは比べれば、どちらを選択すべきかはすぐに分かります。それに、銀行は実力以上はお金を貸してくれないので借りすぎるなんてことは基本的にないそうです。もちろん、会社が借りたお金を使いすぎて返せないことが問題なのです。

田中先生のひとこと

「銀行は、困っていない時にお金を借りにいくところ、困ったら貸してくれません。」

教訓になりました。必ず学んだことは実践したいと思います。

2014.08.01 セミナーブログ

井上先生のカネ回りの良い経営

参加者が80人近くいらっしゃいました。

7月18日金曜日の19:00から、PAL 研究会のオープンセミナーでした。

株式会社アイシーオーコンサルティングの井上和弘先生の「カネ回りの良い経営」です。

井上先生は、超有名コンサルタントです。

すごいカリスマ性のある人でした。

セミナーで学んだ、特に印象に残ったことは次の3点です。

1つめは、売掛金の回収ができないのは、経営者の思い込みと発想の無さ!!売掛金はすぐに3割減らせる!!

映画の前売り販売、ホテルのクレジットカードの前保証、通販も現金です。

いろいろな発想があるのに、経営者が勝手に、売掛金しかないと考えているのがいけないとおっしゃていました。

なるほどです。

そして何より、商品力が弱いことが問題なのだとおっしゃっています。

現に井上先生の講師料は前払いです。セミナー講師への支払いが前払いと言うのはあまり聞きません。

でもよくよく考えて見れば、井上先生が前払いでないとセミナーに行きませんといえば、やはりお金を払ってしまうのです。

これが先入観です。

そして商品の力です。

そして、詰まる所、お客さんに「先にお金を払わないと私は動きません」と言いきれるかどうかなのです。

むちゃくちゃ納得できました。

2つめは、総資産経常利益率(ROA)にこだわれ!!

ROA=Return of Assetの略です。なんのこっちゃですね。

総資産経常利益率(ROA)とは、大阪弁で言うと「いくらの元手でなんぼ儲けたか!」だそうです。

こんなふうに言われるとROAに親近感がわきます。

簡単な例を挙げると、

A社が総資産40億円の会社で経常利益1億円

B社が総資産10億円の会社で経常利益1億円

を上げるた場合、やはりB社のほうが優秀だと言うことです。

この場合の総資産経常利益率(ROA)は

A社が2.5%

B社が10%

井上先生はこの指標を10%以上にしろとおっしゃています。

最後に、御用金を作れ!!

御用金とは収益を創出する物です。つまりお金を作る力が大切だと言うことです。

そして御用金づくりのキーワードは「時流即応」です。

顧客の好みは常に変化します。収益を上げ続けるためには、自社の商品を変化し続けなくてはいけないとおっしゃっています。

中小企業の現実は、実は案外それができていない。

地元の飲食店が潰れる理由は、私には分かります。

まずいとかそういったことよりも、メニューが変わらないからです。

マクドナルドに行って、1か月前と全くメニューが一緒だったなんてことは絶対にありません。

だから月に何回も言ってしまうのです!!

井上先生、ありがとうございました。

2014.07.28 セミナーブログ

知って安心!税務調査

7月18日朝6:00から金曜日、PAL 研究会SMCグループの西川正起税理士の知って安心!税務調査のセミナーに出席しました。

西川税理士は税務調査士という資格を持っていて、税務調査のプロです。

税務調査を受けたことはありませんが、将来のためにしっかり勉強しておかなくてはいけません。

特に面白かったとは次の4点です。

①税務調査で担当官と名刺交換をした際に、「上席」の肩書きがついている人は案外優しい。

「統括官」「特別調査官」が来たら要注意だそうです。

また若い担当官にあたると熱心で大変みたいです。

上席の担当官がなぜ優しいかはここでは言えませんが・・

②税務調査は7月~12月が一番多いそうです。決算期で言うと2月~5月決算の会社が一番税務調査を受けやすいとのことでしたので決算期を6月~1月にすると良いそうです。

来年、事務所を社労士法人にしようと思うので、決算期は西川先生に相談しようと思います。

③税務署の担当官の評価(ノルマ)は増差所得(調査により判明した利益の増加金額)と重加算税の負荷率で決まるそうです。

つまり赤字会社でも税務調査があるし、税務職員もサラリーマンなので、昇進のために必死で評価を上げるためにノルマを達成しようとしてきます。

赤字でも税務調査があるのにも納得できました。

④重加算税は絶対に認めてはいけないそうです。

担当官は重加算の対象でなくても、事あるごとに重加算の対象では?

と詰め寄ってくるそうです。

詰め寄られても、絶対に書類にサインをしてはいけないそうです。

グレーゾーンであれば戦うことが大切です。

重加算税が課されるということは、インチキ(事実の隠ぺい、仮装)をしたと認めることです。

35%の税金をさらに課され、延滞税まで取られます。

西川先生、ありがとうございました。とても分かりやすいセミナーでした。

写真を撮り忘れてしまいました。

西川税理士

2014.07.11 セミナーブログ

空き家はどうして増えるのか?? 
【相続と不動産】

7月4日金曜日、PAL研究会の朝食会セミナーでクニタチ鑑定事務所の不動産鑑定士の山村寛先生のセミナーがありました。

テーマは「空き家はどうして増えるのか??(印象に残りました)」ではなく

「相続と不動産」です。

山村先生には、一般社団東海相続支援コンサルティング協会の勉強会でもいろいろ教えてもらったことがあります。間違いなく、東海地区のトップ不動産コンサルタントです!!

印象に残ったことが2つあります。

一つ目は「空き家がどうして多いのか?」です。

相続とはあまり関係はありませんが・・。

人口減少で田舎は空き家だらけです。

もしそこらじゅうに空き家があったら、日本人の性格からして取り壊して更地にしときたいって思いませんか?

わたしは単純に土地の所有者にお金がないといった理由だと思っていました。

セミナーを聞いてなるほどです。固定資産税が、住宅であると6分の1になるようです。

納得です。

資産として運用しようと考えないかぎりは空き家にしておかなくては都合が悪いのです。

二つ目は「相続対策で田舎にアパートを建ててはいけない」です。

日経ビジネス、プレジデント等々の相続特集を読むと、相続税対策の中で、アパートを建てるという手法を紹介しています。

でもこれは完全な都市型の相続対策です。原則、田舎でやってはいけません。

本などでも見たことあるかもしれませんが、このアパートを建てるメリットは次の通りです。

①建物建築費と評価額の差により相続税評価を下げる

②土地の相続税評価そのものを下げる

③固定資産税、都市計画税の軽減する

④アパートの家賃による利回りを得る

どう考えても良いことずくしです。

ですから、大手の建設会社が10年間の家賃保証などと言って、田舎のおじいちゃんを説得して田んぼや畑にアパートを建てさせるのです。酷いときは、農協までぐるです。

農協は農家と普段から仲良くしているので、おじいちゃんは農協に相談します。農協は、それは良いとすすめます。農協は、単にアパートの建設費を貸したいのです。

人口の減少、過疎化、都市部への人口流入と単純に考えても、田舎でアパート経営がうまくいくと思えないのに、どうしてアパートがこうも建つのか不思議で仕方ありません。

最悪売ればいいなんて思っている人がいれば最悪です。

賃貸で利益がでない土地と建物を誰が買うのでしょうか?

田んぼの真ん中に立つアパートを見ると、誰がどんなストーリーでこのアパートを建てたのか気になって仕方ありません。

著者 久野 勝也 (くの まさや)

■社会保険労務士法人とうかい 代表
■株式会社ダイレクトHR 代表

多岐にわたる社会保険労務士の業務のなかでも、採用に関する業務を得意とする。

希望の人材像の設定の仕方や場面別での応募媒体の設定方法、企業を成長させる人材の見分け方など、実践的な採用戦略を指導している。

2018年には採用支援専門会社を立ち上げ、中小企業の成長を人事労務の面から支えている。

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