2022.10.7【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
心が変わればうまく行く、確かにそうですが、人の心(思考)を変えるのが難しいのです。
なぜなら思考は自分で意識して変えようとしなければ変わりません。
だから私たちはもっと「思考」について知る必要があります。
どうしたら思考変化を起こし、自らを変化させ成長させるのか知らなければいけません。
経験とは外界を変革させるとともに自身を変容させる行動なのです。
一つ断っておきますが、単に活動をする⇒外界が変化していない。
これは単なる楽しいです。
この手の経験はどれだけ積んでも意味がありません。
大事なのは、知らない⇒知っている⇒やってみる⇒外界に変化が起こる⇒いい感じ⇒分かる⇒普段の行動が変化する⇒成長するです。
だからこそ知ったら、分かるまでやってみることが大事です。
ただ多くの人は行動し始めても分かる前に辞めてしまいます。
分からないと分かったにはとんでもなく大きな違いがあります。
多くの人は分かる前に分かった気分になって辞める。
もったいない人はあと少しやれば分かるのにそこで辞める。
そして分かったまでの距離が遠いとすぐに辞めてしまう。
始めたけど分かるまでの時間が長いとあきらめてしまう。
知識がネットで得られる時代。
なんとなく答えが分かったようになった気分になってしまう世の中だからこそ、もう一度経験について考えてみることが大事です。
知識に経験が加わることで始めて思考変化が起きて行動が変わり成長します。
そう考えて、「分かる」までとことんやってみる。
分かった気にならないでとことんやってみる。
それが今の世の中には必要ではないかと思っています。
2022.10.7【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
この世の中で変わらないものはありません。
ただこの中で変わりにくいものがあります。
それは「思考」です。
心理学者のウィリアム・ジェイムズの「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」という言葉はすごく有名で松井秀喜選手の座右の銘でもあります。
心が変わればうまく行く、確かにそうですが、人の心(思考)を変えるのが難しいのです。
なぜなら思考は自分で意識して変えようとしなければ変わりません。
だから私たちはもっと「思考」について知る必要があります。
どうしたら思考変化を起こし、自らを変化させ成長させるのか知らなければいけません。
思考変化はどうやって起こるのか?
思考変化は、知識と経験によっておきます。
つまり、知識に経験が加わることで始めて思考変化が起きます。
図のように①活動する⇒②外界が変革する⇒③反応評価⇒④なるほどと経験値を積むことで知識と経験が結びつき思考に変化が起き、はじめて普段の行動が変化するのです。
経験とは外界を変革させるとともに自身を変容させる行動なのです。
一つ断っておきますが、単に活動をする⇒外界が変化していない。
これは単なる楽しいです。
この手の経験はどれだけ積んでも意味がありません。
大事なのは、知らない⇒知っている⇒やってみる⇒外界に変化が起こる⇒いい感じ⇒分かる⇒普段の行動が変化する⇒成長するです。
だからこそ知ったら、分かるまでやってみることが大事です。
ただ多くの人は行動し始めても分かる前に辞めてしまいます。
分からないと分かったにはとんでもなく大きな違いがあります。
多くの人は分かる前に分かった気分になって辞める。
もったいない人はあと少しやれば分かるのにそこで辞める。
そして分かったまでの距離が遠いとすぐに辞めてしまう。
始めたけど分かるまでの時間が長いとあきらめてしまう。
知識がネットで得られる時代。
なんとなく答えが分かったようになった気分になってしまう世の中だからこそ、もう一度経験について考えてみることが大事です。
知識に経験が加わることで始めて思考変化が起きて行動が変わり成長します。
そう考えて、「分かる」までとことんやってみる。
分かった気にならないでとことんやってみる。
それが今の世の中には必要ではないかと思っています。
2022.9.16【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
9月8日にサイボウズクラウドガーデンで講演させていただきました。
サイボウズの青野社長が登壇するということもありすごい集客でした。
青野社長と弊社の石黒と中村と写真を撮らせていただきました。
私は「バックオフィス未来経営 SaaS導入で稼ぐバックオフィスに変革するための5つのポイント」というテーマで話をしました。
少しだけセミナーの内容を共有させていただきます。
私は稼ぐバックオフィスとは、会社を成長させるバックオフィスだと思っています。
中小企業の多くは作業に忙殺されて、本当に大切な利益に直結するコアな業務をやれていません。
管理部長が作業に時間を使っている会社は採用や教育といったコア業務が片手間で、そういう会社は成長しません。
ひどい会社だとコア業務をやれていないことも気づけていなかったりします。
「バックオフィス未来経営 SaaS導入で稼ぐバックオフィスに変革するための5つのポイント」で話をしたSaaS導入の5つのポイントの特に重要な2つ話させていただきます。
まず課題ファーストでツールの導入を検討することだと思います。
次のように業務フローを作成して、課題を洗い出します。
どこが課題か見極めてその課題にあったSaaSを導入するのです。
そしてもう一つはシステムに合わせて業務変革することです。
中小企業の多くは自分たちのやり方をSaaSに合わせてもらおうとしています。
そもそもSaaSは超優秀な企業の超優秀なメンバーがこのやり方でやるとうまくいくという仕組みを低価格で提供してくれているものです。
SaaSの成功パターンに乗っかるという発想が大事です。
多くの事例を収集して最も使いやすくしたのがSaaSです。
SaaSに乗っかって成功に導いてもらう発想が必要です。
無事に講演が終わって良かったです。
このような貴重な機会をいただけたことは本当に感謝です。
サイボウズ様、ありがとうございます。
講演の資料の一部を編集してまとめました。(下記から閲覧可能です。)
良かったら見てみてください。
2022.9.2【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
時間を短縮することには膨大な価値がある。
これを否定する人はいません。
ただ、働き方改革以降、一部の人が考えている時短に違和感を感じています。
効率を上げて早く帰ろう。
残業を無くそう。
これは一件正しいようにみえます。
ただ会社の目的は売上、利益の最大化です。
売上、利益の最大化の結果として社員の給与が上がるのです。
効率を上げて早く帰った結果、売上や利益が減れば当然、社員の給与は増えません。
時短というとすぐに残業の原因分析をしますが、残業が出ているということは何か仕事(生産)をしている可能性が高いので、そもそも削るべきは日中の無駄や作業時間です。
しかし、時短となるとすぐに残業を減らそうという議論になります。
繰り返しますが売上を上げない残業はダメですが、売上が上がる残業は削るべきところではありません。
ではどうやって時短を考えるかというと、まず日々の業務を①仕事②作業③無駄の3つに分類します。
仕事とは顧客を満足度を上げることであり、顧客に新しい提案をしたり、解決策を提示したり、顧客の要望を聞いたり、顧客がサービスそのものを体感し顧客に満足を感じてもらう時間です。
ここは強化します。
作業は顧客満足度を上げないが、会社としてなくすことができない業務で、製品を作ったり、業務を処理する時間です。
そして、最後は無駄です。
無駄な時間を削減するのは当たり前ですが、多くの人が勘違いしていると思うのがただ作業時間を短縮したり、無駄をなくしたら良いと考えていることです。
重要なことは作業時間を削減してそこで浮いた時間を仕事時間に変えることです。
仕事をして顧客に満足してもらい、顧客から追加で依頼を受けたり、値上げに応じてもらったりするのです。
ITツールや作業時間を短くして早く帰れるようになったとはどういう状態かというと、顧客の満足度が少しも上がらずに働き方だけが改善された状態です。
この状況で従業員の給料を増やそうと考える経営者はいるでしょうか?
時短だけでは給料が増えない理由が分かったかと思います。
ITツールが入り業務効率が上がる。
作業時間が減って、仕事をする時間は増えましたか?
仕事をしないと給与は増えません。
①仕事②作業③無駄、この業務の3分類で自分の仕事を見直してみてください。
2022.8.5【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
今年からですが経営者がやるべきことは社員に成長する機会を提供することだと思いいろいろな社内勉強会をしています。
【社内】
・季節業務勉強会
・マネージャー勉強会
・リーダー研修
・マーケティング研修
【外部】
・向井弁護士勉強会 年2回
・佐賀弁護士勉強会 毎月
・HRbase勉強会 毎週15分
・船井総研社労士事務所経営研究会(管理職)
・提携先勉強会
・事務所視察
(SATOグループ様・社会保険労務士法人渡辺事務所様・あすか社会保険労務士法人様)
とにかく社員にインプット、アウトプットを繰り返す仕組みを作っていきたいと思います。
上記の施策の中で、最近実施した提携先勉強会の話をします。
8月2日に弊社の顧問先である株式会社マイクロリンクの久野尚博社長にマイクロソフト365の勉強会をしていただきました。
ちなみに久野社長とは親戚ではありません。笑。
ただ遠い親近かもしれませんね。
マイクロリンクさんはMicrosoft関係の超プロでMicrosoftのゴールドパートナーでもあります。
勉強会の内容はMicrosoft365のTeamsやセキュリティソフト、クラウドストレージなどの話ですが、驚いたのはMicrosoftのカバーの広さと今後の可能性です。
知らない機能が多く、事務所として知識のアップデートが必要だと痛感しました。
弊社は、チャットワーク、slack、GoogleWorkspace、box、kintone等々何でも使っていくスタイルですが、その中でもMicrosoft365のカバーエリアが広くまたその進化がすさまじいなと感じました。
Microsoftはクラウドサービスの中では当初は出遅れた感がありました。
しかしサティア・ナデラ氏がCEOになってから一気にクラウド化に舵を切り、一瞬で世界のクラウドを制圧してしまったなと思いました。
Windowsの信頼感、実績を考えると、裁判所でTeamsが使われているように日本の行政のスタンダードツールになるのではないかと感じています。
そのMicrosoft365は今の時期から完全にカバーしておく必要があると思います。
久野社長にMicrosoft365の使い方のコツ、未来の可能性を1時間ほどレクチャーしてもらいました。
この勉強会は弊社のメンバーがクラウドについて知識を深め、日々の業務に活かすこと、お客様に先進的な事例を紹介し顧客を成長させるのが目的です。
弊社担当から顧問先へ内容をお伝えてしていきたいと思いますが、自社のクラウド化や情報セキュリティなどに悩んでいたら是非声をかけてください。
Microsoft365は非常に良いサービスだと思いますし、株式会社マイクロリンク様をご紹介したいと思います。
久野社長ありがとうございます。
【ご案内】
サイボウズ青野社長が登壇する講演会でわたしも講演します!
サイボウズクラウドガーデン in名古屋
日時 2022年9月8日13:30〜17:30(受付開始 13:30)
会場 名古屋コンベンションホール(現地開催)
愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60−12 グローバルゲート
参加費用 無料(事前登録制)
2022.7.3【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
5月31日火曜日にマリオットで創業10周年感謝の集いを開催しました。
お忙しい中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
また多くの方からお祝いをいただきありがとうございます。
当日の動画↓
冒頭私の挨拶です。
10年間の振り返りをさせてもらいました。
本当にいろいろありました。
多くのお客様に支えられて今があることを強く実感しました。
そしてここまでついてきてくれた社員に感謝です。
弊社の社員はタフだと思います。
社員の発表では顧客との3つの約束をさせていただきました。
スピード、トライ、プロフェッショナル。
この3つを顧客が感じられる事務所にしていきます。
基調講演をSMCグループ代表の曽根康正先生に講演をお願いしました。
今の自分があるのは、曽根先生のおかげです。
創業期に、「経営計画を作れ、高い志を持て、事務所を借りろ、投資したお金をは必ず取り返せ」というアドバイスからはじまり、創業5年目の不夜城、離職150%時代でとにかく人に悩んでいた時も、「気にせず進め、一人辞めたら二人雇え」と経営のピンチにいただいたアドバイスはどれも貴重なものでした。
当日の講演も、中小企業を心から成長させたいという思いで走ってきた、志とノウハウが凝縮した素晴らしいものでした。
曽根先生、本当にありがとうございます。
講演のあとは、懇親会をやりました。
福玉精穀倉庫株式会社の社本様に乾杯のご挨拶をいただきました。
創業時に「あなたの未来に投資するわ」と顧問契約をしてくれたことは一生忘れません。
期待に応えられるようにもっと努力したいと思います。
懇親会の途中に労務トラブルに強い経営者クイズをやりました。
けっこう盛り上がったのではないかと思います。
景品の授与でトレーニングジムを経営しているF.A.WINの西澤社長に登壇してもらいましたがすごい筋肉です。
この身体を見て、ジムに入会した経営者が複数人いたらしく、それもすごく良かったです。
最後に、いつもお世話になっている県会議員の高木貴行様に締めの挨拶をしていただき会を締めてもらいました。
高木県議にお言葉をいただきさらにやる気がでました。
あらためてこの10年間本当にありがとうございます。
まだまだ至らない点が多いのも事実です。真にお客様を成長させることができる集団になるためにさらなる努力をしてまいります。
これからもよろしくお願いいたします。
2022.5.6【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
長谷川嘉哉先生の資産形成セミナーで経営者は不動産の基礎くらい持っておかないといけないとアドバイスをいただきました。
そして正直不動産は勉強になるという話になり早速読んでみました。
この本を読むだけで不動産業界にいないと知らないような知識がどんどん入ってきます。
囲い込み、融資特約、共有名義、AD物件、賃料増額請求、原状回復、三為業者等々知らないことばかりで思わずメモってしまいました。
そして、不動産取引は資本と専門知識で武装したプロと素手の素人が戦っているという基本構造をあらためて理解した本でした。
不動産会社も営利企業なので1円でも高く売上を上げる必要があります。
また揉めないように法的武装をして売り主に有利な契約条件を盛り込んでいきます。
買い手側にプロになれとは言わないまでも、自宅の購入などをする際に素手で戦うのはまずいので勉強が必要です。
そして、これは何も不動産に限ったことではありません。
商取引も全く同じです。
私は普段の経営の中で契約書を作成する時また大きな契約をする際は顧問弁護士にアドバイスをもらいます。
すべての会社が大切な契約書を作成する際は必ず弁護士作成してもらうか、締結する際には弁護士にアドバイスをもらうべきです。
大切な契約にもかかわらず弁護士費用を惜しんで自己判断で契約する経営者がいますが絶対にやめたほうが良いと思います。
弁護士にアドバイスをもらわないで契約で揉めた際はプロ対素人の図式になりサンドバック状態になります。
すべて相手の都合になってしまうのです。
過去、わたしもそういったトラブルを何回も観てきました。
この正直不動産をはじめ、YouTubeなどで何でも知ることができる時代になりました。
勉強しようと思えば何でも勉強できる時代です。
経営者はあたりまえとして、自宅購入などの当事者はとにかく勉強することだと思います。
ただこれらの情報だけで自分が分かった気になるのは危険です。
本当に不動産の取引をする際などはお金を払って専門家にアドバイスをもらうことが大事だと思います。
それなら勉強なんかしないではじめから専門家に頼んだら良いのではと思うかもしれませんが、専門家は依頼者のレベルに応じたアドバイスをします。
相手が素人だと思えば素人でも分かるアドバイスしかしません。
真にプロからアドバイスを引き出そうと思ったら自分自身がプロに近い知識を持っておくことが大切なのです。
この本を読んで、あらためて普段からいろいろな勉強をしておかないといけないと感じました。
とりあえず正直不動産、読んでみてください。
2022.4.15【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
・責任者を決める
・責任の範囲を決める
・必要な権限を与える
・責任者を複数人にしない
これをやるだけでどの会社も業績が上がると思っています。
というのも多くの中小企業はこれができていない。
まず社員に仕事を依頼するときは責任者を決めることです。
部署ではなく、個人に頼む時でもこの仕事の責任者はあなたですときっちり伝えることです。
そして、その仕事の責任の範囲(達成すべき数字や仕事の結果を客観的かつ具体的に)を明確にし、その責任を達成するための権限も同時に与えることです。
責任を与えられていない社員は、仕事が中途半端で、ミスをしても私が悪いのではないと謝罪すらしなかったりします。
これは、責任を明確にできていない会社悪いのです。
また、責任者を複数人にしてはいけないと書きましたが、責任者を複数にすることはもっとも危険な行為です。
責任は分けられそうな気がしますが絶対に分けれないのです。
例えばある2人の責任者がいて、この商品を100個売れといって50個しか売れなかった時に責任の配分を決めれますか?
本人たちも失敗を互いのせいにするだけですし、仮にうまくいってもお互いが功績を主張しあいます。
責任は分けれないのです。
どうでしょうか?
・責任者を決める
・責任の範囲を決める
・必要な権限を与える
・責任者を複数人にしない
一度、この視点で社内を見てみてください。
【ご案内】
評価制度・給料体系を作成する塾をやっています。全10回、8月から第3期が開校します。一緒に評価制度を作りませんか?
2022.4.1【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
下流とは問題が起こってから事後的に対応するのに対し、上流とは問題を未然に防ごうとする活動です。
良く考えてみると世の中は下流思考にあふれています。
特に士業と呼ばれる職種は、この傾向が強いと思いました。
例えば医師。次から次に花粉症の患者がやってくる。
そもそもこの世から花粉症をなくすためにどうするかなんてことは現場では考えないないと思います。(考えている人もいると思いますが・・)
そして、中小企業は下流思考まみれです。
例えば、経営者や管理者が、現場が大変そうだからと手伝いにいってしまう。
いやいやあなたの仕事は現場が大変にならないように仕組みやリソースを配分することでしょ。
ではなぜ、人は下流思考に陥るのでしょうか?
その理由の一つに上流思考のほうが、結果が見えづらいからとありました。
例えば、2人の警官がいて、1人は事故が多発する交差点に立っている。
もう1人は交差点の陰に隠れて交通違反を取り締まっているとします。
どちらが事故の防止になってますかと質問されたらどう思いますか?
実は前者の交差点に立つ警官のほうが事前に事故を防止していて上流の取り組みです。
しかし、現実は交通事故を取り締まっている警官のほうが成果を上げているようにみえます。
また、交差点に立つ警官がどれだけ事故を防止したか数値化するとこができないので「効果は?」と言われると非常に苦しいです。
上流思考になるとは、目に見えない英雄になるということでもあり、これが結構難しいのです。
この本の中で下流思考に陥る3つのパターンが書かれていたので共有します。
1つ目が問題盲・・問題が常態化するとみえなくなるというものです。
普段から課題を見つけようという意識がなければ課題があることする分からなくなります。
この点は社歴が長い人ほど注意しなければなりません。
毎日会社に来るうちに慣れで異常が見抜けなくなります。
慣れで思考が停止してしまったら下流思考の下流社員です。
2つ目が当時者意識の欠如です。
この本の中では「行動を起こす資格がない」と思ってしまうことと書かれていました。
この点でいうと中小企業は社員に責任を明確にして最後までやりきらせることだと思います。
アシスタントのような仕事をやっていれば当事者意識など生まれるはずがありません。
どんな小さな仕事でも自分がこの仕事のオーナーだと思い課題を持って上司が任せられるか、そして部下が取り組めるかが重要です
最後がトンネリングです。
時間がないと組織や人は「目の前の問題」しか見えなくなります。
結果その場しのぎになります。
忙しすぎる経営者、上司は仕事を減らして、もっと上流からの解決に注力しなければなりません。
繰り返しになりますが現場に出てプレイヤーと一緒にがんばることは、経営者、幹部の本来の役割ではありません。
参考になったことは、この本の中では意識的にゆとりを作れと書いてありました。
月に何回か上流で戦略を考える場を作るといったことをやっていくことが重要です。
上流思考、実践することは簡単ではないですがすべての経営者、管理職に読んで欲しい本です。
【ご案内】
評価制度・給料体系を作成する塾をやっています。全10回、8月から第3期が開校します。一緒に評価制度を作りませんか?
2022.3.17【第1、第3金曜日更新】
経営ブログ 名古屋の社会保険労務士 久野勝也
ネットで何でも知ることができるからか、知識が増えすぎて何か行動するのに時間がかかる人や、何も行動していないのに評論家みたいになっている人が増えていると感じている経営者、上司は多いのではないでしょうか?
また経営者や上司自身も、ネットなどで情報収集が容易な事から経験もしないで頭でっかちになっているケースも多いのではないでしょうか?
知識過多になると実体験による具体性がないため、話をしていても知識披露となり、せっかくの知識が人の意見を否定するための材料にしかなっていかないと、自分自身も肝に銘じなければならないと思っています。
知識はものすごく大切。
そのことは否定しませんがそのうえで知識を成長の糧とするには、経験が必要です。
価値ある知識とは、知識だけでなく、経験をして自分なりに使うことができ、自分の能力とすることで初めて価値がでるのです。
「知っている」と「できる」ことは全く違います。
知っていることを実践してみると、想像以上の成果が出ることもあれば、反対に大きなマイナスをもたらすこともあります。
また自分がやるケースと他人がやるケースでも結果が異なります。
だから経営者、社員も含めすべてのビジネスパーソンは必要な知識は勉強だけするのではなく、得た知識を必ず実践する、これを徹底することが重要です。
知識過多の部下に上司が「〇〇をやってみてください」と言うと「意味がない」、「効率が悪そう」、「もっと良いやり方があるでしょ」とまでは言わないまでもあからさまに嫌な顔をするので、なんだかやらせづらいと思ったりしたことはありませんか?
そんな空気を読まず上司はとにかく部下にやらせることです。
繰り返しになりますが、知識は経験をして自分なりに使うことができ、自分の能力とすることで初めて価値があるといえるのです。
あれこれ考えて行動できない部下、やる前にあれこれ言う部下にとりあえずやらせて経験させる。
これが部下の成長にとって非常に重要なのです。
経験を積ませることが部下の成長につながるのです。
【ご案内】
評価制度・給料体系を作成する塾をやっています。全10回、8月から第3期が開校します。一緒に評価制度を作りませんか?
■社会保険労務士法人とうかい 代表
■株式会社日本企業型確定拠出年金センター 代表取締役