給与計算業務は従業員との労働契約の根幹を支える大切な業務です。給与の支払が遅れたり、ミスがあれば信頼関係そのものを損ないかねません。
この給与計算業務は労働基準法をはじめとしたさまざまな法令や社会保険などの専門的な知識が必要となる一方で、定型的で細かい作業も多いため、業務を効率化していくために外部に委託するアウトソーシングサービスが多く利用されています。
今回は、給与計算業務をアウトソーシングするか検討する際に知っておきたい、メリット・デメリット、アウトソーシング先・代行業者を選ぶポイントなどをご紹介します。
給与担当者が突然の退職。みなさまの会社では、給与担当者が退職してしまったら、どのような影響が及ぶか把握していますか? 中小企業は給与担当者が1名のみだったり、そうでなくても具体的にどんな業務を行っているのかわからない、というケースも多いものです。
給与計算は、その業務の内容を知らない人からすれば、毎月のルーチンワークであり、「給与ソフトに数字を入力すればいいだけでは?」というイメージではないでしょうか。
しかしながら、給与計算は、計算自体は簡単なものでも、労働基準法や所得税法、社会保険の知識までさまざまな関連法規の正しい理解がないと、正確な職務を行うことができません。
今回は、もしも給与担当者が突然退職してしまったら、給与の計算・支払いに影響が及ぶことが予想される会社にむけて、給与計算を行ううえで押さえておくべきポイントについて解説していきます。